起業の2つのスタイル | 無料予約システム「ヨヤクー」公式ブログ

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こんにちは。

 

先日、これから起業したいという人とお会いしてお話する機会がありました。

 

話をしたのは2点。

 

 

一つは「起業は難しいでしょうか?」

 

という質問があったので答えたのは

 

 

「難しいとか簡単という言葉はあんまり使わない方がいいと思うよ。先入観になる。

 

難しいと思えば、やれることすら躊躇してできないかもしれない。

 

簡単だと思えば、やるべき注意や確認をやらなくなるかもしれない。

 

 

大事なのは感情をフラットな状態にして経験を積むこと。

やってみて、ダメなことを学び修正していく。

 

お金が必ず関わっている企業では、能力的なことととは別に感情でブレーキをかけてしまうことがあるから、自分の感情を常に注意した方がいい」

 

 

というような話を一つ。

 

 

もう一つは、起業の2つのスタイルについて

その人は、広告のメディアアプリを立ち上げ、アクセスを集めて広告費を集める起業を考えているという話でした。

 

それはそれでもちろん起業の仕方としてはありなんだけど。

という前提で話をしたのは

 

 

「今は起業前で投資できるお金がそんなにない。

自分にアプリを開発する技術力もない。それをできる仲間もいない

 

ということでいうと、アプリを外注することになる。

どのくらいで作る予定なんですか?」

 

 

「いま話をしているところで200−300万円くらいです。」

 

 

「メディアアプリは作って終わりじゃなくて、そのあとバージョンアップを繰り返していくことになるので、月の保守費用や追加開発の費用もかかります。

 

さらに、広告はアクセスが集まってから広告費が取れるようになるまで時間もかかる。

 

だから、初期投資をして、お金の回収まで時間がかかるんです。」

 

という話をしました。

 

 

起業には2つのスタイルがあって、

 

一つはこのように初期投資をして、お金の回収まで時間がかかるスタイルです。

アプリの開発以外にも、わかりやすい例で言えば、レストランやホテルを運営するようなものの場合、最初に数千万、数億、数十億の投資をして、それを時間をかけて回収していきます。

 

 

これは、お金を回収するまでに時間がかかるので、資金があるか、銀行などから借り入れをするか、どちらにしても資金がないと途中でお金が足りなくなってしまいます。

 

もちろんその分だけのメリットもあるわけですが、はっきり言えば、これから起業をしようという人でお金を潤沢に持っていない人には向いていない起業法です。

 

 

もう一つの起業は、初期投資を控える起業法です。

 

一番わかりやすいのは、コンサル、コーチ、カウンセラーの起業などの個人企業で、無料でできるブログやツイッター、フェイスブックなどで自分をブランディングしていき、セミナーをやったり、個人セッションをやるので、初期費用がほぼかかりません。

 

しかも原価がかからないので、利益率も高く、借金を負うような失敗は通常ありません。

 

僕がカメラをレンタルする事業をしようと思った時、手元に資金はほとんどありませんでした。

 

だからカメラをレンタルするお店なんて作りようがなかった。

 

 

ただ、たった一つ幸運だったのはタイミングです。

1999年という年は、ネットショップが立ち上がっていく時期で、日本のどこにもカメラをレンタルするネットショップなんてありませんでした。

 

友達にホームページの作り方を教えてもらい、

自分でお店を楽天に作りました。

 

品揃えがないとお店が貧相に見えるので、たくさんのカメラをホームページにはラインナップしましたが、在庫は全然ありませんでした。

 

注文が入ると、ヨドバシカメラや価格.comで買い揃えていきました。

そして、使わなくなった古いカメラはオークションで売りました。

 

そうすると、少ない資金でもショートせずに売り上げを上げていくことができるようになっていきました。

 

起業に置いて資金はいうまでもなく重要です。

足りなくならないように、臆病になるくらいでちょうど良いと思います。

 

無数の起業の仕方がある中で

自分の身のためにあった取るべきリスクはとる。

 

 

そんな話でした。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。

 

 

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