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今から10年前、2005年8月28日 第28回24時間テレビで車椅子トライアスロンに挑戦しました。
信号無視の車にはねられ障害者となり約10年の時が経った時、運動も筋トレも全くしていなかった自分の元に突然、車椅子トライアスロンに挑戦してみないか!と言う連絡が来たのです。その時点で本番まで4ヶ月。
つまり、練習期間はたった4ヶ月しかありませんでした。
10年間スポーツ等、何もしていなかった自分が4ヶ月後に鉄人レースと呼ばれているトライアスロンに挑戦する。
プレッシャーは言葉で言い表せない程でした。
それでもやるしかない!
「自分を信じ、自分に負けない」
この体になった時、自分に約束したから。
毎日多くの方々に支えられ全力で行ったトレーニングは肉体と精神を大きく成長させるものでした。
本番を迎えた日、会場は熊本県天草市。
国際トライアスロン発祥の地で行われた車椅子トライアスロン。24時間テレビだからといって甘いコースが用意されるどころか、実際に国際トライアスロンで使われるコースそのままが用意されていた。
最初の水泳1.5キロ、二種目の自転車40キロ、多くの多くの声援に支えられながら走り抜けた。

しかし、

最後の競技、マラソンに移った時に体に異変訪れました。

この後は当時ゴールした後に書き込んだ言葉です。

<車いすトライアスロン映像>

 

 


私が挑戦した車椅子トライアスロンを応援してくださった皆様、心からありがとうございました。
中継には映っていなかったのですが、ゴールから僅か1キロ手間で、唇が痙攣し、体が全く動かなくなったのです。
その時、完走は無理だと思いました。
唇の痙攣は酷くなるばかり、呼吸は乱れ、目も開けられない状態、
そして、ついに腕が垂れ下がってしまいました。
しかし、そこに映像には無かった大きなドラマがありました。
動かない私を見た、応援に駆けつけてくださった方々が、涙を流して

「大貫さん起き上がれよ!」 

「大貫さんゴールして!!」

「みんなが大貫さんの完走を待ってるよ!!!」

皆さんが、しゃがんで涙を流しながら私に送ってくださった心からの熱い声援に、
私は、「このままここで終わったら、自分に負けることになるじゃなか!!!」と。
今でも不思議なのが、全く動かなかった体が、もう一度起き上がることが出来たのです。
薬を飲んだわけでもない、注射をしたわけでもない。
そこにあったのは、「皆さんの心からの熱い声援」
この声援が、まったく動かなかった体をもう一度起き上がらせ、ゴールへと向かわせてくれたのです。
そして、8月28日、午後8時過ぎ、9時間6分と言う時間で51.5キロの道程を完走することが出来ました。
私のことを応援してくださった皆様、心から、心から、ありがとうございました。
「私はとても幸せでした」
皆様からいただいた声援、気持ち、様々なものを、私はたくさんいただきました。
この皆様からいただいたものを胸に、これからも「自分を信じ、自分に負けない」
この気持ちで精一杯前進していきます。
心からありがとうございました。

当時書き込んだ言葉でした。

私は今でも幸せな日々を送っています。
「自分を信じ、自分に負けない」
簡単に出来るものではない。
しかし、意識が継続する限り、未来は自分に歩みを寄せて来る!
これからも。

今年の24時間テレビはどの様なドラマがあるのだろう。
応援よろしくお願い申し上げます。
http://www.ntv.co.jp/24h/
つなぐ ~時を超えて笑顔を~