虹の橋 | おひさまありがとう

おひさまありがとう

愛犬レオとルイ。ルイが難病になりその闘病16日というわずかな命で虹の橋に渡ってしまいました。プヨンちゃんという保護犬の里親になりました。保護猫プリンも増えました。趣味の観劇感想も。井上芳雄さま太陽な存在です。

5月7日の夜。

ルイは虹の橋へと渡っていきました。







回復すると信じていたけど…
突然のお別れ。







ルイを失って

悲しくて寂しくて
心にぽっかり穴が空いてしまった。


ルイの死を受け入れがたくて…。



どうしてもっと前に病気に気づいてあげれなかったんだろう。

なんでもっと早くに病院に行かなかったんだろう。


パピヨンの寿命は10年~14年。

この病気にならなければもっと長生きできたのに、私のせいで寿命を縮めちゃったね。


なにが悪かったのか
思い出すと、あれもこれもといろんな事が頭に浮かんでくる。



ごめんね、ごめんねルイ。







あの日の
朝のルイは散歩はそんなに歩かなかったけど元気だったんです。


ウンチは前日のドロドロから形のある粘土より少し軟らかいけどいい状態になっていました。

これはフ―ドとササミの効果があったのかも!と期待しました。



散歩から帰ってからもとくに異変はなかった。

朝ごはんもササミをトッピングしたらもっと食べたそうにさえしました。



異変が起きたのは11時頃。

ルイの様子がおかしくなりました。

ブルブルとときおり、わずかに体が震えている。

呼吸も若干早い?



慌てて病院に駆け込みました。


病院に着いたときはかなり体が震えていました。





診察室に呼ばれ先生に状況を話し体重を計ると5.3キロ。

また腹水が増えてる…。

エコーでも腹水が増えているのを確認しました。

心臓には異常は見られず。


なにがルイを苦しめてるのか先生にもわからず。

腹水が増えているので苦しいのでは?
と私は先生に尋ねました。

先生は腹水を抜いていいものか悩みどころですと答えながらも
病院にお預かりで腹水を少し抜いてもらい様子を見ることに。

4時過ぎにお迎えに来て下さい。
と言われ、心配しながら帰宅しました。



私はそれでも
腹水を抜いてルイは少しでも楽になっているはず、と思っていました。
そう願っていました。




4時をまわりルイのお迎えに。


ルイは病院で3度ほど吐いたそう。
呼吸は少し楽になっているものの歩ける気力がない。

300ccの腹水を抜き、利尿剤と吐き気止めの注射をしたそうです。


吐いたことで考えられるのは
病院で緊張しているためなのか、腹水で胃が圧迫されたためなのか、ステロイドにより胃が荒れているためか…原因がよくわかりません。



とりあえずいったん家に連れて帰り
7時までの間におかしいようならまた連れてきて下さいと言われ家に帰りました。

家に帰ったルイは
足どりは力なく、それでも歩いて休む場所を変えていました。

呼吸も苦しそうではなく。

大丈夫そうかな?と様子をうかがっていました。



夕飯の準備をして
ルイがいなくて慌てました。

どこ?
と探したら病気になって、ずっとこたつにはいらなかったルイが自分でこたつにもぐっていました。

旦那さんが帰ってきてから少しよろけながら3度ほど休む場所を変えて。

その後ルイが撫でてと私の横に来て背中を撫でていると
病院から7時15分頃、先生が心配して電話を下さいました。

ルイを見ると、とくに呼吸は荒くなく苦しそうな様子がなかったのでたぶん大丈夫ですと答えて電話を切りました。



そして8時前
再び何度か移動して、私の横に来てこたつに入りたそうにしたのでいれてあげました。

私の足ものに。


ルイは伏せて寝ました。

1度だけパタンと動いたので横になって寝たのだなと思いました。


そして9時
ルイがあまりに動かないので気になりこたつの布団をめくりました。

ルイ?と声をかけます。
反応がない…

お腹の上下の動きが感じられない…

慌ててこたつのなかに頭を入れてルイの呼吸を耳をあてて確かめました。

息をしてない!

ルイを抱き上げ
ルイ!ルイ!と何度も呼びかけましたが動きません。





そんな…死んでしまったの?!

こんな突然、気づかないうちにそんなそんな…

何度も何度もルイ!と声をあげても反応がありません。


嫌だ…


ルイを抱きながら、病院に電話しました。


すぐに来て下さいと言われ、泣きながら病院に駆け込み診察台にのせると
先生がルイを見ながら

死後硬直が始まっているのでおそらく30分はたってますね…
残念です…


30分…


そんなに気づかなかったなんて…



ルイの亡き顔は

苦しんだ様子が感じられないくらい穏やかな表情なんです。


ルイは苦しまなかったんでしょうか?

たぶんそうだと思います。
おうちで安心して亡くなったのだと。
病院で亡くなる可能性もあったのだからおうちでお母さんのそばで安心して逝けたのが救いだと思いますよ。
と言われました。




でも私は後悔でいっぱいです。

先生からの電話で、あのとき病院に来て点滴をしてもらっていたらもしかしたら?
また回復していたのかもしれないのではと。

あのとき大丈夫ですと判断したのは私。

あの判断が間違いだったのでは…。



腹水を抜いたことで呼吸は楽になったけどそれも正しかったのか…。


そして
ルイの息がこときれる最後に気づいてやれなかった私。



自責と後悔…自分があまりにも愚かで悔しい…。




ルイの容態は
ステロイドを増やしても腹水が増えているから厳しいね…と先生どうしで話していたそうでした。

でも、病院にいるときも反応があり、すぐに今すぐとは思わなかったようです。



先生も驚くくらい本当に突然の死でした。







昨日ルイの告別式をして荼毘に付しました。


病院で紹介していただいた火葬をしてくれるセレモニーのご夫婦はたくさんの保護犬と保護猫の面倒をみていて、とても手厚く愛情を込めてお見送りをしてくださいました。


そして私に
犬って最後に亡くなる前は、家族に心配させまいと元気に見せるんですよ。
そして、泣かれるのがわかってるから気づかれないように静かに逝ってしまうんです。
とおっしゃいました。


ルイは確かに前日とその前の夕方の散歩を
こんなに歩いて大丈夫なの?って思うくらい30~40分も元気に歩いていました。

朝も今までより良いウンチをして。




何匹も看取ってきたおふたりの言葉には説得力がありました。



ルイちゃんのお顔は苦しまずにお母さんのそばで逝くことができたのだからよかったのですよと言われました。



私は再び涙が溢れて止まりませんでした。




ルイ、可愛くて可愛くて愛しいルイ
もっといっしょに過ごしたかった。


ごめんね、そしてうちに来てくれてありがとう。

あなたと過ごせた7年は大切な思いでです。














火葬の前日。

レオはルイの亡骸に寄り添って寝ていました。
お別れがわかったのかな。