紀伊民報 08月30日17時00分
和歌山県内で繁殖し、農作物への食害を及ぼしている特定外来生物アライグマの捕獲数が急増している。2009年度は1501匹と初めて千匹を超えて前年度比1・65倍、7年前と比べると10倍超となった。県農業環境保全室は「農作物への被害も多く、住民の関心も高くなってきたのだろう」と話している。
09年度、西牟婁振興局管内での捕獲数は、335匹で前年度の2倍以上になった。中でも白浜町(89匹)は前年度の4倍以上に跳ね上がっている。町農林水産課によると、捕獲おりを09年度20基購入して35基に増やすなど、住民への貸し出し体制を整えたことが影響しているという。県内で最も早く捕獲に乗り出した田辺市(203匹)も1・7倍に増えた。09年度、捕獲おりを30基購入して計150基に増やすなど対策を強化した。市農業振興課によると、日本固有の生態系を守るため05年に施行された外来種被害防止法で、各自治体に合った方法で捕獲できるようになり、捕獲数増加の後押しになっているという。
東牟婁振興局管内は09年度93匹だったが前年度比2・4倍と激増している。このほか、那賀(359匹)2・1倍、海草(130匹)1・9倍、有田(70匹)1・5倍、日高(288匹)1・4倍など、軒並み増加している。
県内の被害額はここ数年3千万円前後で横ばい傾向。ただ、紀南地方では、家庭菜園での被害が多いため、表面化していないものも多く、実際は数倍に上ると予測されている。
アライグマの生態に詳しい、ふるさと自然公園センター(田辺市稲成町)の鈴木和男さんは「09年度の近畿全体での捕獲は7千匹以上。各地とも増加傾向にあり、生息数が増え続けていることの裏付けでもある。生息数を減らすには少なくとも生息数の3割以上の捕獲が必要と試算されている。早期の捕獲こそが最善の対策になる」と話している。
http://news.biglobe.ne.jp/animal/408/km_100830_4082584616.html
でました!
熊の次はアライグマ!
外来種被害防止法という人間の枠組みで捕獲するんですね…
アライグマサイドとしては何法でも迷惑な話
経済はグローバル化して「国境」なんてなくなっているのに人間からみた動物界は逆行してますね。
またまたとんでもないほど綺麗事になってしまいました…。
このブログ…別に社会派動物ブログではないんですけど、そんな記事を紹介したくなるということはそんな性格なのかもしれません∑(-x-;)
意外な自己発見です。