ウクライナ 東部、住民投票強行へ 露大統領の延期要請応ぜず | shinのブログ

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ロシア大統領は外圧でちょっと言っただけなので、全然本気で無いし、それを見てウクライナは予定通りに住民投票をやるのですから、これは前もって決められたシナリオ通りでしょう。クリミナのときも同様ですから。これから陣取り合戦がより活発になるでしょう。(ロシアも中国も領土拡大路線ですからね)

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ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州で中枢施設の占拠を続ける親ロシア派武装勢力は8日、プーチン露大統領の延期要請にもかかわらず、両州の独立を問う「住民投票」を計画通り11日に行うことを決めた。ロシアは7日、欧州安保協力機構(OSCE)とウクライナ情勢正常化への道筋で基本合意したが、実現が容易でないことが早くも浮き彫りになった。

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東部で「ドネツク人民共和国」を名乗る親露派勢力は8日、プーチン氏が投票延期を呼びかけたのを受けて幹部会を開き、全会一致で11日の投票実施を決めた。

現地からの報道によると、幹部の1人は「内戦はすでに始まっている。住民投票によってそれを止め、政治プロセスを始めることができる」と語った。

プーチン氏は7日、OSCE議長国・スイスのブルカルテル大統領と会談し、(1)戦闘の停止(2)武装解除(3)暫定政権と親露的住民が多い東部・南部との対話(4)大統領選の実施-といった流れの危機打開策で一致した。ウクライナ国境付近に展開していたロシア軍部隊は撤収させたと述べた。

これに対し、ウクライナ暫定政権は「対テロ作戦」と称する親露派勢力の強制排除を継続する方針を示し、武装勢力との対話は拒否すると表明。ラブロフ露外相は8日、暫定政権の反応は「OSCEの尽力を無駄にしかねない」と批判し、武力行使の停止と広範な対話を改めて求めた。

プーチン氏の「住民投票」延期要請は、ウクライナ問題をめぐりロシアが態度を軟化させる兆しと受け取る向きもあった。

他方、親露派が予定通りに強行する構えを示したことで、一部識者からはプーチン氏の発言は武装勢力との関係を否定しつつ米欧の制裁強化を回避する狙いだったとの観測も出ている。