ペット生活はじめ の 5歩
7.遊んであげよう!
猫は狩猟本能を刺激する遊びが大好きです。本来猫は、物陰に隠れじっと狙いを定め、近づいていた獲物に襲いかかって捕らえるという方法で狩りをします。
特に子猫や若くてやんちゃ盛りの猫は、この遊びが大好き。じゃらしや、ネズミを模倣したおもちゃを生きているように動かして、反応をみながら遊んであげましょう。
1頭飼いの場合は、遊び足りないと人間の手など動くものを獲物に見立てて攻撃してくることもあるので注意が必要です。
その時に叱ったり叩いたりすると、獲物の反撃と考え、さらに興奮して攻撃するようになるので絶対にやめましょう。
猫が好きなおもちゃ
じゃらし
止めたり急に動かすことで、猫の狩猟本能が目覚めてじゃれて遊びます。
小動物を模倣したおもちゃ
ネズミなどの小動物に見えるものは捕まえたくなるようです。
またたび入りのおもちゃ
ボールなどに入ったまたたびの香りに猫がメロメロになるかも。
隠れたり通りぬけられるおもちゃ
猫は獲物を狙う時に身を潜めるので、動くものとセットで使うと楽
しさが倍増するようです。
8.社会に慣れさせる練習をしよう
猫は本来、人や犬に比べて社会性の乏しい動物です。特に人間に対して慣れていない状態だと、逃げたり、恐怖から攻撃することもあり、動物病院へ行く時にもストレスがかかります。
猫が人間に慣れていくには子猫の時から人間にかわいがられ、なでられたり、食事をもらうなどの接触が必要です。
特に子猫の時は、感受性が高く好奇心旺盛。この時期にいろんなことを体験させてしっかり接触するよう心掛けてください。動物病院などへ連れて行くことを想定して、キャリーにもなれさせておきましょう。
キャリーに慣れさせる方法
1.キャリーのドアを開けたままにし、普段から自由に入れる状態にしておきましょう.。
2.キャリーの中に猫の好きなタオルやおもちゃ、オヤツなどを入れ様子を見ましょう。
3.気がついたら、自分から入っている状態があるとキャリーに慣れた証拠です。
※猫は狭い場所を好む習性があるので、キャリーに興味を持つと、入る可能性が高まります。
9.爪とぎのしつけをしよう
この行為をやめさせることは不可能なので、猫がといでも良い「爪とぎ」を用意してあげて、そこで行うようにしつけましょう。
いろいろな種類が市販されていますが、猫によって好みはそれぞれ。気に入るものがみつかるまで探してあげてください。
一般的には木の幹を模倣したタテに裂けることのできる素材が好まれるようです。新しい爪とぎは、まず猫の手の爪をこすりつけて、ニオイをつけておくと、なじみが早くなります。
爪とぎの設置場所猫の寝ている場所の近く
起きてすぐに爪をとぐことが多いので、寝場所の近くが理想です。
目立つところ。
他のものに目がいくと、そちらで爪をとぐことも。猫の目につくように工夫をしましょう。
猫が立って楽にとげる高さ
猫が爪をとぐ時は、立って行うことが多いので高さも配慮しましょう。
垂直にしっかりと固定
木の幹をイメージできる。
角度と爪を立てても動かない安定感を好むようです。
10.早めに去勢・避妊のことを検討しよう
まだ子猫だと思っていたのに、気がついたら妊娠していた…という話もよくあります。生まれた子の里親が見つかればいいですが、「もらってください」などと書いて、猫を捨てるのは、50万円以下の罰金となる犯罪です。飼うことができない命を増やさないためにも、子猫のうちに去勢・避妊を検討しましょう。
オスの場合もメスの発情に影響されると、攻撃的になり、臭いスプレー(マーキング)を部屋中にまき散らす迷惑行動をおこします。また、猫自身も欲求が満たされないとストレスを感じてしまいます。去勢・避妊はメリット・デメリットを考えて、子猫のうちにしっかり検討しておきましょう。
メスの避妊手術
【メリット】
- ・望まない妊娠の防止
- ・生殖器系の病気の予防
- ・発情の煩わしさからの解消
【デメリット】
・繁殖に供することができなくなる
- ・手術費用がかかる
オスの去勢手術
【メリット】
- ・生殖器系の病気の予防
- ・攻撃性の低下、猫同士のケンカの減少により、感染症にかかる可能性が低くなる
- ・臭いスプレー(マーキング)で悩まされることが減る
【デメリット】
- ・繁殖に供することができなくなる
- ・手術費用がかかる
ペット生活はじめ の 4歩
1.新しい環境に慣れさせるのが第一
猫を迎えた当日は、環境に慣れさせることを第一に考えてあまりかまい過ぎずに、猫を疲れさせないようにそっとしておいてあげましょう。
もともと猫はよく眠る動物です。さらに子猫にはたっぷりの睡眠が必要です。寝ている時は邪魔をせず、ゆっくり眠らせてあげること。
また、子猫は好奇心旺盛なので部屋を探索します。夜行性の動物でもあるため、昼間は寝てばかりいても夜は運動会のようにはしゃぐことがあります。動くものを見ると急に走り回ったり、とびつくこともあるので、危険なものは片付けておきましょう。
我が家に子猫を迎える日の注意
子猫が寝ている時は邪魔をしない
たっぷりの睡眠が必要です
初日はあまり大勢の人には対面させない
環境が変わっただけでも疲れているので思いやってください
家の探索は存分にさせる
猫は自分の住む環境を納得するまで探索しないと安心しない習性があります
危険なものはあらかじめ撤去
猫が走り回って、壊れたり倒れるものがあると危険。また、糸状のものは猫が飲み込んでしまうと吐き出すことができず命にかかわることもあるので、落ちていないかチェックしておきましょう。
2.トイレをしっかり教えよう
犬に比べ、猫は比較的早くトイレを覚えます。トイレはその猫専用のものを用意してください。猫がそわそわして、あちこちニオイを嗅ぎ、床をかくしぐさを始めたら、トイレに連れて行き中に入れてあげましょう。
これを何度か繰り返すうちに、自分でその場所に行き排せつするようになります。猫の入手先から以前使っていたトイレの砂を少しもらって、今のトイレに敷いておくとさらに早く覚えます。
トイレ以外の場所で排せつしていた時は、その尿を拭きとったトイレットペーパーをトイレに入れておきましょう。また、排せつした場所にトイレを設置するのもいいでしょう。
猫のトイレの教え方
1.猫の砂を入れたトイレを決まった場所にセット
猫が落ち着いて排せつできる場所。リビンクの隅などに設置するのがおすすめです。
猫を何度かトイレに入れて砂のある場所を教えておきます
2.猫がトイレを探すしぐさをする
トイレに連れて行き、中に入れて排せつさせます
3.自分でトイレ行くようになる
2を何度か繰り返すとトイレの場所を覚え、自分からトイレで排せつするようになります
猫のトイレの教え方
猫のトイレは1頭1台
複数の猫を飼う場合は、それぞれにトイレを用意しましょう
猫のトイレは常にキレイに
トイレが汚れていると別の場所で排せつすることがあります。
不適切な場所での排せつが習慣化することもあるので、猫のトイレはキレイに保ちましょう
3.食事について
バランスのとれた食事を与えるためには、「総合栄養食」と表示のついたフードを主に与えましょう(※猫には年齢・月齢に合わせたものを与えましょう)。
猫は食事を一度に食べきらずに、食べ残しながら少しずつ食べていくこともあります。一日に与える量を決めて、数回にわけて与えましょう。草を食べる習性もありますから、「猫の草」も用意しましょう。さらに、猫は偏食傾向が強く、嗜好(しこう)が偏ると栄養バランスが崩れ、病気にかかりやすくなります。
人間の食べ物をむやみに与えないことも大切。子猫の頃から正しい食生活を心掛けてあげましょう。
常に用意しておこう!
フード
総合栄養食の表示があり、年齢・月齢にあったものを与えましょう
水
新鮮でキレイな水をいつでも飲めるように出しておきましょう
猫の草
公園などに生えている草は、除草剤や伝染病に汚染されている可能性も
自宅で食べられるように育てるのがおすすめです。
4.健康管理とワクチン接種
捨て猫の場合はもちろんですが、購入した場合もなるべく早く動物病院へ連れて行き、健康診断を受けさせましょう。
特に猫のウイルス性疾患にかかっている場合は、早期の治療が大切です。母猫から病気を受け継いでいる場合もあるので、きちんと検査をしてもらいましょう。
病気でない場合も予防するワクチン接種が必要です。生後2カ月と3カ月の2回受けた後、毎年1回の接種しておきましょう。
また、ノミなどの予防も獣医師に相談して、きちんと対策をとっておくのをおすすめします。
ワクチン接種で予防できる主な病気
猫ウイルス性鼻気管支炎
猫のインフルエンザなどともいわれる鼻水などの出る感染症
子猫には致命傷になることもあります
猫カリシウイルス感染症
くしゃみ・鼻水、せき、発熱などの症状があり、猫風邪と呼ばれる感染症の一種。子猫には致命傷になることもあります
猫汎白血球減少症(ねこはんはっけっきゅうげんしょうしょう)
血液中の白血球が極端に減少する、死亡率の高いウイルスによる病気です。
5.身元がわかるようにしておこう
ちょっとしたアクシデントで迷子になっても、猫は自分の名前や住所を伝えることができませんから、できるだけ迷子札をつけておくのをおすすめします。
また、マイクロチップも迷子や盗難防止になります。マイクロチップとは犬や猫の体内に獣医師さんが専用の注射器で埋め込む、15桁の数字が入った個体識別のデータのこと。
動物保護施設などに保護されるとAIPO ((社)日本動物保護管理協会)のデータベースで照会があり、ペットの身元が判明します。身元が判明した場合、飼い主に連絡が入るシステムになっています。新しい家族である猫を大切に思うなら検討してみてください。
身元を伝える方法
迷子札
カラーにつける小さくてお洒落なタイプもあります。外出する時は必ず付けておきましょう。
マイクロチップ
犬や猫の体内に埋め込む、個体識別のデータ。施設に保護された時に連絡があります。
6.なでながら健康チェックを
猫は無理に触ると怒りますが、自分がなでてほしい時にはそばに寄ってきて、ひざに乗るなどの行動をみせます。
そういう時は優しくなでながら、異常がないかもチェックしましょう。ただし、猫は長時間なでると許容範囲を越えた時に豹変するので注意してください。
耳を平らにしたり、しっぽをパタパタさせたり、足であなたの手をはねのけたら「もうやめてほしい」というメッセージ。これらのしぐさをし始めたら、早めに手を放しましょう。
また、特定の場所を触ると怒る場合は痛みによる攻撃かもしれませんから、獣医師に相談を。歯磨きなど子猫の時から慣らしておくのが理想的です。
チェックしたい箇所
目
目ヤニが多く出ていないか確認しましょう!
耳
耳アカがたまっていないか確認しましょう!
全身
触って痛がる(嫌がる)ところがないか確認しましょう!
ペット生活はじめ の 3歩
1.猫を迎える心構え
かわいいペットの健康維持にはワンlifeだよ!

猫は健康で安全な環境だと比較的長く生きる動物で、なかには20年前後生きる長寿の猫もいるため、飼うには一生の面倒をみる覚悟が必要になります。食事はもちろん、排せつ物の処理、安全管理、病気の予防、避妊・去勢など、すべてが命を預かる飼い主の責任です。 猫との暮らしはとても素敵なものですが、安易な気持ちで飼い始めると悲劇がおこる場合があります。飼う前にきちんと情報を集めて、 検討することをおすすめします。
また、放し飼いにしてしまうと近所で排せつするなど迷惑になるので、 室内飼いにするなど、トラブルにならない飼育を心掛けましょう。
猫が飼えなくなる主なケース
転勤の際の引っ越し先がペット禁止だった場合
近所から苦情がきて対策がとれない場合
子猫が多く生まれたが全部育てるのが不可能な場合
家族に猫アレルギーが出た場合
ペット禁止の集合住宅で飼っているのがバレてしまった場合
2.猫に出会う方法
新しい家族となる猫と出会うには複数の方法があります。購入する場合は動物取り扱い業の登録がされ、きちんと動物に配慮した管理をしているところを選びましょう。
純血種ならばペットショップや動物の繁殖を行っているプロであるブリーターから購入できます。猫種にこだわらないのであれば、動物保護施設や民間の動物愛護団体などから入手する方法もあります。このような施設から入手する場合は室内飼いや去勢・避妊処置などが条件になっている場合も多くなっています。
さらに知人などから入手し里親になるケースや、捨て猫を拾うというケースも多くあります。
猫の主な入手方法
ペットショップ
ペットショップ/陳列されていて衝動買いしがちですが、健康状態などを確かめて慎重に選んでください
ブリーダー
飼育環境や、親・兄弟猫を確認することができます。親兄弟と一緒に少しでも長く過ごしている方が猫同士のコミュニケーション力が養われます。
動物愛護施設
動物愛護施設/信頼できる団体かを事前に調べておきましょう。
譲渡には条件があるので確認してください。
里親募集
ネットやペット雑誌などの掲示板などにも多く掲載され、個人レベルでの譲渡が行われています。
捨て猫の保護
病気などに感染している場合も多いので、まずは動物病院で健康診断を受けましょう。
3.猫を選ぶ時の注意点
純血種の場合はそれぞれ特性があり、性格に違いがあります。 活発なタイプや温和でのんびりとしたタイプもいるので、あらかじめそれぞれの特性を参考にして選ぶようにしてください。
特に長毛種の場合はきちんとしたグルーミングが必要ですから、毎日その時間を持てるのかどうかも選ぶポイントとなります。
また、捨て猫の場合は病気や虚弱体質の可能性もあるので、保護した捨て猫を新しい家族として迎える場合は、早めに動物病院の診察を受けて、必要な場合は治療を施してもらいましょう。
事前に考えておこう!
室内飼いができる環境なのか
放し飼いは交通事故や伝染病、中毒など危険が多いのでおすすめできません。
必要な運動を自宅で行えるのか
猫にもある程度の運動が必要です。活発な猫種もいるので考慮しておきましょう。
グルーミングを毎日行える時間が持てるのか
長毛種の場合は、毎日毛をとかすことが大切になります。
健康状態が悪い場合に、治療を受けさせることができるのか
捨て猫の場合はみつけた時点で健康に異常のある場合も
治療費や介護の必要性も考慮しておきましょう。
4.子猫を迎える準備をしよう!
昔は放し飼いが多くみられましたが、交通事故や伝染病など危険が多い現代では室内飼いがおすすめです。
猫が快適に暮らせる環境を整えることができれば、室内だけでも充分心地よく暮らせます。外の景色が見える窓、高いところで休めるスペース、ひとりで隠れることができるスペースなどを想定して部屋作りをしましょう。
子猫は好奇心旺盛でとても身軽ですから、走り回ったり、ジャンプしたり、いろんなところに登ったりします。あらかじめ、壊れやすいものは片付け、倒れやすいものは固定して、事故のないように対策をとっておきましょう。
準備しておきたい環境とグッズ
ベッド
猫は外を見るのが大好き。日当たりの良い窓辺に猫のベッドなどを用意すると良いでしょう。
トイレ
猫用のトイレ砂を入れて使用します。
高いところで休めるスペース
猫が上下運動のできるタワーがあると便利です。
ひとりになれるスペース
押し入れなど、怖い時に身を隠すための安心できるスペースを確保しましょう。
おもちゃ
飼い主といっしょに遊べる”じゃらし”など、猫用のおもちゃを複数用意しておきましょう。
フード類
清潔な水や「猫の草」も用意しておくこと。フードや器も用意しておきましょう。
キャリーバッグ
わが家に連れてくる時や動物病院へ行く時に使用します。








