おはようございます
昨日は暑い中、神戸にある移住ミュージアムへ行きました。
日本からブラジルなどの海外へ移住する時の基地となった国立移民収容所(後に神戸移住斡旋所と改称)は1928年にできました。現在は移住ミュージアムとして、移民の歴史を知る事ができます。
ドラマ「ハルとナツ」でもこちらがロケ地となりました。移民の第一歩の場所なので、以前から行ってみたいと思っていました。
6月にブラジルを訪問された佳子様も、その前にこちらのミュージアムを訪問されました。
タイミング良く、ブラジルの国花、イペーが満開だったそうです。
神戸からブラジルへ移住した人は約25万人ですが、現在270万人という日系人社会があります。
日本から持っていった品物の中に、ミシンや図案集、定規などの裁縫道具類がありました。
アイロンは衣服の皺をのばすだけではなく、殺虫のために持っていったそうです。
こちらは、神戸港移民船乗船記念碑「希望の船出」のレプリカ。本物は神戸港にあります。
今まさに海外に踏み出そうとする、希望に燃えた移住家族の像です。子どもは、右手で水平線のかなたを指しています。
これと似た像がブラジルのサントスにあります。
日本を出発する前に、こちらでパスポートを取得したり、健康チェックをしたり、予防接種をしたり、ポルトガル語の勉強をしたりしました。
ナツはトラホーム検査でひっかかり、乗船できませんでしたね。
ブラジルで訪れた日系移民と関係のある町、マリンガ、アマゾン、バストス、サントス、サンパウロ。そして、日系人の友人の話などと繋がる事もあり、とても興味深い展示でした。
移民収容所では、家族写真とともに当時の戸籍が保存されているので、先祖を探しにくる日系ブラジル人の方もいるそうです。