布文化と浮世絵の美術館 アミューズミュージアム BORO | Always Smile ♡ 私のチクチク日記

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2024年、4年間暮らしたサンパウロから本帰国し、大阪に住み始めました。まだまだ、人生波瀾万丈。
日々のできごとやパッチワーク、ゴルフのことを書いたブログです。
怒っても1日、笑っても1日。どうせなら笑って1日を過ごしたいなぁ^^
 

おはようございますニコちゃん
 

今日は東京で見たもうひとつの美術館のことを書こうと思います。

場所は、浅草のアミューズ ミュージアム。布文化と浮世絵の美術館です。
 
 
常設展は、民俗学者の田中忠三郎さんが集めたコレクションから、「BORO」、「古民具」、黒澤明監督映画「夢」で使用された衣装などを展示しています。
 
 
掛け布団
明治~大正期のもの
中に詰める綿は高価だったので、中にも着古した仕事着を何枚も詰め込んでいて、重さは8kgもあります。
 
 
丹前
冬に室内で着る防寒着
寒冷地の青森では、綿花の栽培ができないので、綿の糸も綿も貴重でした。古手木綿をつなぎ合わせた丹前の中には、綿が少しと麻の小布がたくさん入っています。
 
 
ドンジャ
着物の形をした掛け布団
青森南部地方で、大正時代まで使用していたもの
麻布を土台に、古手木綿を継ぎ足してあり、少しでも厚く暖かくするために、中には麻の屑を詰めて、麻糸で刺しとめてあります。
 
 
ボドコ
現代の敷布やシーツ
2畳ほどの寝所に稲藁を敷き詰め、その上にこれを敷いて、ドンジャを着て家族一緒に眠りました。ドンジャの中は裸。父子、母子で肌寄せ合って寝た方が暖かかったのです。
 
 
 
ケラ
雨具であり、防寒具
藁、クゴ、木の皮、海藻で作られています。
これは、新婚の男女が親族にあいさつに行く際に使う背に美しい模様の入った「伊達ゲラ」
男性が妻になる娘に丹精込めて作り上げた物。
 
 
津軽こぎん刺し着物
津軽地方の農民の晴れ着
娘たちは嫁入り前に、こぎんを2~3枚さして持参しました。
紺の麻布地に縦菱模様を白木綿糸で刺していて、その技量を競い合っていました。
 
 
刺し子のタペストリー
こぎん刺しで丁寧に刺されたタペストリー
 
 
映画「夢」の中の、葬列の場面
映画で使われた衣装は、田中さんが集めた物なので、リアリティがあります。
 
 
特別展の、BORO 美しいぼろ布展 ~人間はどれだけ貧しくてもおしゃれをする~
3月26日(日)までです。
 
 
布をつないでいるという点では、パッチワークと同じですが、きれいな物を作りたくて作ったのではなくて、寒さをしのぐため、少しでも暖かく丈夫にしたいためにつないで使われてきたボロ布です。
 
今では「BORO」と言われ、世界共通語になりましたが、その原点を知ると、涙があふれてきました。
 
とても見ごたえがありますので、お近くの方は、是非見に行ってみてください。
 
 
そして、浮世絵シアターでは、浮世絵についての興味深い映像作品を見ることができます。
浮世絵1枚につき、5分ほどの短編作品ですが、とてもおもしろくて、結局、全作品見ました。
 
 
紹介されている浮世絵は、ボストン美術館に収蔵されているものです。
 
 
では、みなさま今日もすてきな1日を~。クローバー
 
 
 

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。 

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