抗うつ剤をやめるために入院した

次男くん。


はじめの1週間は、

命の危険がある

閉鎖病棟に…


どんどん暗くなる表情…


読書以外の娯楽がない病棟。


共用のTVが1台。


面会に行くと…

昼間、寝ているようで…


夜になると辛そうな人がたくさんで

泣き声

悲鳴

吐く音…


眠れない。こわい。と。


14歳の心に、どう映るのか。


きっと、ここでの経験は、

君の人生の大きな糧になる


きっと優しい人間になる。


そう信じるしかなくて。


日記をつけなさい

辛い人を必死で支えている

スタッフ、先生、看護師さんを

よく見なさい…と。


うん。と次男。


面会の帰りの車で

あふれてくる涙。



お腹が痛いから

はじまった不登校から


こんな日が来るなんて。


行きたいけど行けない教室

焦る気持ちが

増やす抗うつ剤。


彼には合わなかった薬。


起きてしまったことは変えられない。

そのとき

そのとき

最善と思い選択してきたのだから。


だから…

この先だけを見よう。


大丈夫、大丈夫と言いきかせて。


きっと大丈夫だから。


なんとかなるから。


良い方向に向かう瞬間が

必ず来るから。


そう思い

片道50分の病院に

毎日、面会へ行く。


牛丼、からあげ、ポテト、

カツカレー弁当


次男くんの好物を持って。


成長期の次男くんは、

ペロリとたいらげる。


救いは

食欲があること^_^


そんな時

学校の先生から

プリント取りに来ませんか?と。


仕事して、面会して

クタクタのあと学校へ。


そこで渡された

高校が、全てのった資料…


思わず涙が出てしまいました。


「すいません…先のことを考えると…」

そのあと

ずっと苦手だった

担任の先生から出た言葉


「不登校や、問題がある子は、たくさんいます。

○○くんだけではないです。

本当です。私の甥、姪、3人とも不登校です。

だけど、道は、本当にたくさんあります。

道が閉ざされたわけではないです。


甥っ子は、化学の才能があり

その方面に向かうよう自宅で

学習しています。


学校に通っている子でも


本当に、色んな問題かかえているんですよ」


冷たく感じていた担任の先生。

その後

1時間近く

面談をしてくれました。


私の気持ちは

少し軽くなり


リスタートは、夏休みあけから

今は、まず、

治療に専念して下さいという

言葉に、

落ち着きを取り戻せました。

苦手だった次男の担任の先生と

ありがとうございましたと

お互いに言い合える


こんな日が来るとも思っていませんでした。


悲しいことも

思いがけず励まされる

いいことも


色々あって


だから、きっと

未来は明るくて。


だから、きっと


大丈夫になる。


そう思っていこうと

素直に感じました。


読んでくださり

本当にありがとうございます。


皆様にも、辛いこと

避けられない苦しいこと

あるかも知れませんが

その中にも

良いことが、ちょこん、ちょこんと

思いがけず

やってきますように!


次回は、入院病棟を移った次男の

様子をお伝えします。


それと、

入院して、5日目に、外泊許可が出て

週末は自宅に戻ってきた次男が。


「少しずつ、まわりの患者さんと話ができて

みんな、普通に、優しい人たちだよ」と。


「やることないから勉強してたら

おしえてって言われた」


嬉しそうな表情。


辛い環境の中にも優しさや嬉しいが

ある。


本当に、よかった。


そう思いました^_^



病院にあったカレンダー…