神戸ルミナリエ | つんこのブログ(肺がん&脳転移 闘病日記)

つんこのブログ(肺がん&脳転移 闘病日記)

脳出血のため左半身麻痺、重度障害者の妻。2014年10月、小細胞肺がんが脳転移した状態で見つかりました。
2017年2月に亡くなるまでの2年余り、山あり谷ありの日々。悲しいことだけではなく、楽しいこともいっぱい!
私が記録したメモや記憶をブログに綴っていきます。

今日12月6日は、ルミナリエハートフルデー。

ルミナリエの本番開始前に、毎年開催されている。

障害者向けに、ゆっくり観覧できるようにとの配慮から行われているイベントだ。

今回のルミナリエは、いつもよりもきれいな気がする。神戸開港150年の影響かもしれない。


妻とは2、3年に一度訪れてきた。

最後に来たのは昨年、2016年11月30日。

車イスの妻、娘、僕の3人で来た。

夏に退院して在宅療養を始め、秋頃から段々と体調が悪くなっていった。

歩くことができなくなり、食事や排泄にも支障を来すようになっていた。また傾眠気味で昼夜問わずによく寝ていた。

外出機会も減ってきた中、「今日が最後かも」と思いながらも、出来るだけ色んな所へ連れ出すようにしていた頃だ。

しかし寒い夜に連れ出すのはどうか、と思いながら僕はギリギリまで迷っていた。

眠くならないように昼寝をし、15時から入浴と着替えをさせた。

17時に車で自宅を出て、娘を三ノ宮駅で乗せて会場に行った。

早めに到着し、場所を確保してから点灯時刻の18時半を迎えた。

神戸市長の話の後、幻想的なBGMの流れる中で、カウントダウンが始まった。

車イスの妻は上を見上げて、点灯の瞬間を待つ。

僕と娘は、そんな妻を見ている。

10、9、8、7、6、5、4、3、2、1 

ピカッ!

暗かった会場が、一気に明るくなる。

妻は「キレイ!」

「ほんまやな。キレイな!」

妻の写真を何枚も撮った。僕と娘のスマホに収められている。

僕も娘も、これが妻の最後のルミナリエになるだろう、と思っていた。

妻はどう思っていたのだろうか。

これが人生最後のルミナリエ、だと思っていたのかもしれない。

帰りがけに娘が「ママ、寒いけど来て良かったなあ。」

妻は「ありがとう」






今日はもちろん、僕ひとり。