4回目の抗がん剤治療は無事に終わった。
いつも通り土日には外泊し、自宅や近所での買い物を楽しめた。
退院日、僕は午前中に免許の更新を済ませ、午後に病院へ。
急いで病室の片付けをして、午後3時に退院した。
夕食は簡単に済ませ、妻と一緒に入浴。
入院中はシャワーだけなので、湯船につかって妻は気持ち良さそう。
翌日から僕は4日間仕事。娘も病院での実習が始まっているので、日中は妻をひとりにすることになる。
「私は元気だから、気にしなくていいよ。たまには仕事してきて。」と妻。
自宅での妻は本当に元気だ。
朝、僕と娘を見送ると、すぐに夕食の支度を始める。左手が不自由で、右手だけで調理をするので、時間が数倍かかるためだ。
僕は仕事を定時に終えると、一目散に家路につく。妻から昼間、メールで頼まれた食材などを最寄りのスーパーで買い、ほとんど小走りで帰宅する。
自宅の玄関を開けると、僕は「ママ、帰ってきた!」と声をかける。
妻は「はーい、おかえり」と元気に迎えてくれる。
無事な妻の姿を見て、ようやく一安心。
夜、以前から僕が提案していた湯布院旅行に行くことに決めた。娘のスケジュールも大丈夫とのことで、ネットで手配をする。
僕は妻が元気なうちに旅行に連れて行きたい。
もちろん妻には「元気なうちに」なんて言えない。妻には「僕が行きたいから」という理由にしてある。
ところが来週末の金土日なので宿がない!どうしよう!