今日から5回目の入院。
午前中は家で過ごし、午後から入院した。
病室は前回と同じ438号室。慣れてる部屋で良かった。
いつものように入院初日は検査だらけと思ってたところ、今日は尿、血液、心電図だけ。
「検査早く終わって良かったね」妻もホッとしている。
寒い日だったが外を散歩した。
妻と歩くときは、妻は右側で僕は左側と決まっている。
妻は左半身にマヒがあるので、杖を右手で持つ。
また体が左に傾きがちなので、僕は妻の左側で、寄り添いながら妻を支える。
そして右手を妻の腰に回して、妻の体全体を支える。
これが僕達夫婦の10年前からのスタイルだ。
他人が見ると、とても仲の良い夫婦に見えるだろう。
この状態で知人に会うと、決まって「今日も仲良しね」と言われる。
僕は悪い気はしないのだか、妻は気まずそうでイヤがっている。
おそらく自分がこんな体で、夫である私に申し訳ないと思っているからなのだろう。
散歩を終え、夕食。
妻はいつものとおり、買ってきた好きなパンとコロッケ。
僕は病院食とコロッケ。
シャワーに入り、テレビを見て、楽しい夜は更けてゆく。
こんな幸せが永遠に続いて欲しい。
この2年後に妻は59歳で生涯を閉じた。
この時は妻がいつまで元気でいてくれるか、もしくはすぐにダメになるのか、全く予想がつかなかった。
ただ僕は、どちらかと言うと、妻はあまり長くは生きられないだろうと思っていた。
だから毎日毎日を、妻と大切に生きようとしていたことを思い出す。
だから毎日毎日を、妻と大切に生きようとしていたことを思い出す。