がん宣告を受けて途方に暮れる妻と僕。
まだ現実のものと思えない。だから今は悲しくないし、涙が出る訳でもない。
事実を受け入れて、これから起こることに一刻も早く備えなければならない。
大学病院のベッドが空き次第、入院することになっている。
僕はこれから数日間の仕事の段取りを考え、最低限必要な連絡をした。また妻のケアマネに連絡をとった。
みんな驚いた様子で、口にはしないが「お気の毒に!」という感じ。
入院のパンフレットを読み、必要なものを用意していく。妻の入院は脳出血以来9年ぶり。入院するって、こんなに大変なことやったんや。当時のことを思い出す。
色々考える暇がないまま、時間がどんどん過ぎていく。入院はいつになるのだろうか。