■主旨 近年、世界から注目されている武士とは、武士道とは何か、その真髄は!?その発祥から現代までの変遷をたどり、日本の現代社会や未来に、このサムライ精神を活かす道を探ります。
■期間 6月15日(土)から8月3日(土)全3回
■時間 PM2:30-4:15
■料金 一般4000円(3回セット)※ローソンLコード53040/現役学生は無料(若者応援企画)
■内容 全3回のセミナーを通して武士と武士道について考える
■講師 国際日本文化研究センター教授 笠谷和比古氏
■プロフィール かさやかずひこ 新たな歴史観を提唱し、ベルリン・パリ・北京など、世界各国の大学で学生に武士道を説く。当センターでも人気の名物講師。
■受講対象 ●一般社会人、学生
■定員 一般100名 学生50名(若者応援企画で現役学生無料)
■会場 楽問塾セミナールーム(http://www.manapi-world.org/occ/gakumap/gakumap_001.htm )
大阪市中央区上本町西1丁目1番地(地下鉄谷町線・鶴見緑地線「谷町6丁目駅」7号出口下車、東へ50m。上本町1丁目交差点南西角広場奥 /近鉄上本町6丁目駅下車北へ15分)
■振込先 ①三菱東京UFJ銀行上本町支店(普)5111741口座名[NPO国際生涯学習文化センター]②郵振00940-1-92273口座名[国際生涯学習文化センター]
■主催 NPO法人国際生涯学習文化センター
〒542-0012大阪市中央区谷町9-3-11-318
TEL06-6764-1282 FAX06-6761-5834
e-mail:occ@manapi-world.org
HP:http://manapi-world.org/occ/
ブログ:http://ameblo.jp/manapi-world/
■スケジュール(※詳細はPDFでご確認ください
)
①6月15日(土) 武士とは、その発祥と変遷
武士とは何か、日本人には分かりきったようなこの質問も、学問的に答えようとするとなかなか難しい。「刀を差して髷を結った」、では説明にならないのである。ここでは10世紀頃にさかのぼって武士の起源から始めて、中世・戦国時代をとおして武士の組織が成長していく過程、そして江戸時代の大名家(藩)という完成された組織のあり方を見ていく。それは同時に今日の社会でも問題となる「家イエ」の制度や日本人の名前、あるいは官庁や企業における終身雇用・年功序列といった日本独自の雇用慣行などの形成過程を分析していくことにもつながっていく。
②武士道とは何か、その真髄を探る
武士道とは何か。日本人の武士道像を形成するうえで大きな影響をもったのが新渡戸稲造の『武士道』であろう。道徳性の高さをうたった新渡戸の武士道論に対しては、それは近代明治の時代が作り出した虚像にすぎないとする非難も少なくない。ここでは武士道の実態を解明すべく、武田流軍学の聖典とみなされた『甲陽軍鑑』や、「武士道とは死ぬことと見つけたり」のフレーズで有名な『葉隠』、近世小説の元祖と目される『可笑記』、剣豪山岡鉄舟の『武士道』、その他の武士道書を取り上げて検討する。
③8月3日(土) 現代・未来に生かす…これからの武士道とは
武士道は現代日本社会にとってどのような意味をもつであろうか。女性にとって武士道はどのように関わるものなのだろうか。話題の新島八重は「日本のジャンヌダルク」といわれるが、西洋騎士道と日本の武士道と、それぞれの女性との関わりは? あるいはビジネスの世界においては武士道はどのような役割を果たすことができるであろうか。武士道の応用問題であるが、それはいろいろの場面で力をもっている。学校のイジメ、会社における組織的な不正、大震災のあとの人々の振るまい、そして外交問題などを取り上げて考える。