11月20日(土)、尖閣諸島問題が日本中を巻き込む中、国際生涯学習文化センターでは、「緊急!!特別講演会」として、マスコミにも多数出演されている評論家の石平(セキヘイ)氏を迎え、「尖閣諸島を守れずして日本の明日はない!-中国の野望、その全貌を語る-」のテーマで講演会を開催した。
会場には100人を越える人々が集まり、開演前から熱気に満ち溢れていた。石平氏は中国四川省で生まれたが、天安門事件をきっかけに、民主化を弾圧する中国共産党の方針に落胆し、中国人でありながら、中国と決別し、3年前に日本に帰化した「新日本人」である。
今回の講演では、尖閣問題を通しての中国の野望と、日本はいかにして対応すべきなのかという点を中心に話された。今後、中国は海上での膨張主義を拡大させる可能性が有り、そうなると日本は中国の属国となる可能性もある。日本は中国の行動を注意深く観察し、米国との関係や憲法改正も踏まえた備えを整えておく必要があると、力強く主張した。
石平氏のエネルギッシュで、説得力ある内容に数多くの拍手が起こり、この講演会を通じて、日本の取るべき方向への指針が伺えた有意義な講演会だった。