2月に開催されたUFC-Japan。2000年以来のUFCの上陸。当時はまだPRIDEもK-1も元気だった。日本の格闘技界はまだまだ上り坂にあった。その後ピークを迎え、メジャー団体の消滅という道をたどる。
一方のUFCはMMAの草創期からあり、MMAをメジャーにし、そして今なお最大の団体として君臨している。
日本の団体が全盛の頃、日本人格闘家も中軽量級では輝いていた。だがそれも日本国内での話。確かに世界の強豪を集めた日本の団体は当時最強だったかもしれない。そしておそらくファイトマネーも良かったのだろう。だから何も海外に活躍の場を求める必要もなかったのだろうと思う。
そんな日本格闘技界もここ数年で急降下する。そしてついにはメジャー団体の消滅という結果になる。破格のファイトマネーや派手なイベント、人気先行型の選手の招聘等々、今思えばちょっと行き過ぎた感もあるが、ファンを楽しませてくれた事は事実である。だが、あまりにも急に成長させた為、維持するのも難しかったのだろう。派手な花火を打ち上げれば人々の関心を一気に集めることはできるかもしれないが、消えるのも早い。それを消えまいと何とかしようと手っ取り早い方法を取り、それが命取りとなったような気もするのだ。
あっという間に戦いの場を失った日本人選手や、それを目標に頑張っていた予備軍の人達は海外に戦場を求め、目標とする他なかった。そう、UFCやショウタイムへ。だが今のところあまり活躍できていない。日本でのUFC開催では頑張ってくれると期待していたが、残念な事に惨敗である。タイトル戦へあと一歩と迫ったこともある岡見も負け、KIDや秋山はみる影もない。五味は勝ったが相手は日本人だ。その他の選手に関してはまだまだ未知数に思える。
早く日本人の海外での活躍を耳にしたいと切に願う。そしてまたいつの日か、日本の格闘技界が盛り上がるようになって欲しい。ただ、ブームで終わるのではなく、着実な底上げをしながら。それが日本の団体であっても海外の団体であっても構わない。盛衰はあってもいいから消滅はしないで欲しい。