言わずと知れたサッカー界の名将である。サッカーをよく見る人なら誰でも知っているだろう。
私も彼がポルトガルのポルトというチームを率いてチャンピオンズリーグを制した時からのファンだ。誰もが優勝すると思っていなかったポルトガルのチームがヨーロッパを制してしまったのだ。
その後彼はロシアの富豪アブラモビッチ(当時日本のスポーツニュースでは”アブちゃん”と親しみを込めて呼ばれていた)が買収したイングランドプレミアリーグのチェルシーに引き抜かれた。
彼はそこでも手腕を発揮し、優勝という結果を出した。その後イタリアのセリエAのインテルへと移籍した。今、日本代表の長友が所属するビッグクラブだ。そしてインテルでは、リーグ制覇とチャンピオンズリーグ制覇を置き土産に、サッカークラブ界の大巨人、レアル・マドリードへとやってきた。
1年目は国王杯を制するにとどまったものの、勝負の2年目は、世界ナンバーワンプレーヤーのメッシ擁する最強クラブFCバルセロナを差し置いて堂々のリーグ首位に立っている。依然としてバルサとの対戦では相性が悪いが、その他の試合を取りこぼし無く勝っている。チャンピオンズリーグでも勝ち進んでいる。
彼には勝者のメンタリティーが備わっている。どのチームを指揮しようが、必ず結果を出している。
その勝ち方は必ずしも美しくない事もあり、ダーティーな戦術も使う。その上マスコミや協会に対しても冷静に悪態をつく。だから世間の評判は決してよくはない。
だが選手達からは絶大な信頼を得ている。マスコミや協会と闘っても、選手をかばう姿勢は見事だ。彼の元でプレーした選手からは彼への賛辞しか聞こえてこない。
選手をいつもちゃんと見ていて、コミュニケーションをとり、そして選手を守る。だから皆ついていくのだろう。そしてモチベーション高くプレーをするのだろう。
そのモウリーニョが最近、選手との軋轢があるとの報道があった。チームが勝てない状況の時はよくある事だ。だがそういうわけでもない。チームは首位なのだ。
おそらく、チームはリーグ首位でも、宿敵バルセロナには勝てない事にファンのイライラが募り、選手や監督に批判が集まってしまった結果なのではないだろうか。
イタリアでもあったが、結果を出しているにも拘わらず騒ぎ立てるマスコミやファンに嫌気がさし、いずれ彼はスペインを離れると思う。ちなみにスペインも同じラテン系の民族だ。
何かとお騒がせな彼には賛否両論、好き嫌いあるだろうが、私は好きである。
プロサッカー選手の経験のないモウリーニョが、ここまで結果を出し続けるというのはすごいことであり、偉大であると思う。
プロは結果を出す事が一番なのだ。それ以外はおまけだと思う。