とある主婦の「すぼらブログ」と、その読者の関係なだけのはずが、、、?
「良い歳して「女子会」とかバカみたい。」
なんて言いつつ、女子会をやれる友達、親友を心から渇望しているエリート主人公。
人への執着心が半端なく、大人になりきれない女子。
「私は旦那もいるし、別に友達も欲しくない。1人気ままにブログでも書いているのが楽しい。」
とは言いつつ、心の奥底では自己顕示欲を持て余している、もう1人の主人公。
2人の主人公の内面をえぐるように描いています。
読んでいて「キツいなーっ!」と思いながらも、すごく現実的で目が離せない。
そんな本でした。
柚木麻子さん、アッコちゃんシリーズのように痛快で爽やかな小説ばかりではなく、人の内面をえぐり出すような(いとうくんAtoEもそうだったし、、)描写がすごいと思います。