「儚い羊たちの祝宴」もこれで最後になります。




内容は好きかって言われると迷うところ。
嫌いではないんだけど、ここはこうなんじゃないか、あぁなんじゃないかと考察させるところが多すぎるんよねぇ。
少しならそういう成分いいと思うんですけど。たくさんあるとねぇ。脳内が忙しくなるので、あまり得意ではありません。きっと読解力、理解力がもう少しあれば,、、もうすこし楽しめるのかなぁって思う。



いつものことながら、以下ネタばれ注意。










主な登場人物は大きな屋敷の一人娘の純香、そしてその使用人の五十鈴。

私的には純香と五十鈴が実家を出て、キャッキャウフフ学生ライフしてる一番平和なシーンが好きですね。
何でもそつなくこなす五十鈴が唯一苦手とするもの。「料理」
お米もろくに炊けない五十鈴に、純香は得意げに教えます。





しかし、五十鈴は料理の腕を上げられず…。五十鈴かわいいなぁ。

前半は二人の出会いとか、楽しそうな日常会話が繰り広げられてほんわか気分で良いのですが…


後半が急に辛い。



あんな状況下で、よく純香は生き続けたなぁと思うわ。

そして、後半の五十鈴がよく分からない…。



本当にある維持の言いつけを守っていただけなのか、毒酒は?純香のもとに現れた五十鈴は幻だったのか…?

後半の五十鈴の行動がよくよめず、さらにどこまでが五十鈴の本心なのか。
正解はこれだ!という確たる描写はありませんが、私的には五十鈴は純香の良き友人であってほしいと思いますよね。

だからきっと水を口に含ませてくれたのも、太白を葬ったのもきっと……。


そして、最後の一文でゾワァァ…ってするんですね。




これは読み手の数だけ解釈が変わりそうですよねぇ。
そんなもんで、好きか嫌いかと言われると、まだなかなか話が整理できていない状態なので、なんとも難しいかなぁ。




以上で儚い羊たちの祝宴の感想終わりです。

いやぁ、どれも狂人っぷりが半端なかったですなぁ。