
前回書きました「儚き羊達の宴」に収録されている「北の館の罪人」読み終えました!
さて、あいかわらぞのネタばれありますので、以後注意願います。
死んだ母の最期の言葉「六綱の家に行きなさい。」
六綱家の妾の娘である内名あまりは、六綱家で異母兄妹達に会い、そこで生活をし始めます。
話はあまり視点で語られます。
実を言うと、この短編の中で一番疑問の残る話で、何度も読み返しては「?」が『???』になり、結局は私の知能では理解が難しいお話でした。
これはどういう意味なんだろうという点というのは
・早太郎が言った「殺人者は赤い手をしている」の意味
・詠子のキャラクター
この2点ですかね。意味をググってみても、なかなか一つの応えに結びつきませんね。
赤い手の方は何やら元ネタがあるそうですね。
ご存知の通り、私は本を全然読まないので、全く分からんですよ!
そういう人向けに少しヒント欲しかったっすなぁ。話の終盤にこの話題が出るまで、そんな話すかり忘れていましたよ。
詠子のキャラクターに関して。
なんとも妄想膨らむ良いキャラクターだと思います!
お嬢様キャラを演じていますけど、きっと根はいい子なんだろうなぁ。
あまりの母が亡くなったと聞いたあとの、豹変ぶりとか…
「もっと会いにいけばよかった…」とぽろぽろ涙を流すところとか…
詠子メッチャかわいいな!!!
一番最初は不安定な子なのかな?って思ったけど、きっと詠子の素はメッチャ良い子って思ったら,、それだけで夢も妄想も広がりますな!ヒャッハーー!!
ラストのあまりも好きだなぁ。
あれrはあれで、あまりの素なんだろうなぁ。
あの絵をみて笑みが消えるシーン、ここもなかなか好きですねぇ。
詠子のあの言葉がなければ、こんな事に気がつかなかったのにね。
さて、この話は紫の空の絵が完成し、館に飾られたあとの時間軸から始まります。
この冒頭のシーンだと、あまりの絵は別館に保管されています。
しかし、最後の方では詠子はその絵を自分に譲って欲しいと言っています。
冒頭のシーンが詠子が絵を受け取りに行く前のことなのか、それともその後のことなのか…。
詠子があまりの絵を見てしまったあとどうなってしまったのか、
なかなか想像するのが楽しいですねぇ。