それから。

2月19日の早朝。

大切なトラネコは、橋を渡って向こうに行ってしまいました。

その2日前の17日の夜、苦しそうな息をしながらも、うちの布団に入ってきて一緒に寝てくれました。

夜中にふと目覚めると。

まんまるの瞳が、じーっとこちらを見据えていました。

やがて、ふにゃっと瞳を閉じると、苦しかったのか布団から出て部屋の隅に行ってしまいました。

その光景は、たぶんこの先ずっと忘れないと思います。