ダービー馬クロワデュノールは凱旋門賞へ渡仏し、皐月賞馬ミュージアムマイルとダービー2着馬マスカレードボールは、天皇賞(秋)に舵を切った。
ダービー馬の凱旋門賞とクラシック連対馬不出走という体系は、22年ダービー馬ドゥデュース、皐月賞馬ジオグリフ、2着イクイノックス世代と全く同じ。
ダービー3着馬アスクビクターモアがセントライト記念2着を挟んで、菊花賞を制した。
但し、この世代菊花賞は阪神開催、中京開催神戸新聞杯1.3着ジャスティンパレスとボルドグーフーシュで、相手2.3着を締めた。
似て非なる今年の世代は、ダービー3着馬ショウヘイが神戸新聞杯2着から菊花賞馬に昇華するか否か?
但し、避けて通れないのがご多分に漏れずセントライト記念、神戸新聞杯は1週ズレ番組改革渦中。
秋華賞でも全滅した優先権馬に対して、神戸新聞杯強力な不尽1着エリキング2着ショウヘイ3着ジョバンニの取捨がカギを握る。
皐月賞は、ズラさない弥生賞ディープインパクト記念4着ミュージアムマイルが勝ち、2着クロワデュノールはホープフルステークス直行。
ダービーは、皐月賞2.3着クロワデュノール、マスカレードボールで1.2着、ズラした青葉賞エネルジコを温存し、ズラさない京都新聞杯ショウヘイを3着に添えた。
人気を集めるズラした神戸新聞杯優先権馬は、
皐月賞ダービーで拒絶されて来た、優先権に反旗を翻せるか否かにかかっている。
東京ハイジャンプで記載した番組改革の中で、
秋華賞に、ダービー翌週から1週短縮した3回東京3回阪神開催を経由した牝馬、唯一1/4抽選を突破したのは、インヴォーグ1勝クラス5着。
7枠同枠馬セナスタイル、ビップデイジーを含めて
インヴォーグ1勝クラス5着は使われなかった。
菊花賞には、この3回東京3回阪神開催を1着した馬が、1勝クラスエコロディノス、三田特別ゲルチュタール、町田特別ヤマニンブークリエ、稲城特別レッドバンデ、4頭出走して来た。
ヤマニンブークリエとレッドバンデは、ミュージアムマイルが抜けた(否定)セントライト記念2.3着優先権を所持する。
エコロディノスは4/6抽選待ちに対して、
ゲルチュタールは、そもそもズラした青葉賞3着優先権漏れを機に、3回東京三田特別、そして3勝クラス日本海ステークスを勝って菊花賞にスタンバイする。
日本海ステークスは、一昨年1番人気ドゥレッツアが、作年1番人気ヘデントールが1着したレースを今年のゲルチュタールもまた1番人気1着、
今年の1週増やした3回京都菊花賞王道権を持つ。
サンデーレーシング、ゲルチュタールが菊花賞馬になれば、3冠全て違う馬で、史上初の偉業は達成される。
枠順は、案の定エコロディノスが抽選漏れし、3回東京開催を経由した優先権不所持馬は、ゲルチュタールのみ、対角馬はショウヘイ。
相手を割り出すのは、ゲルチュタール以上に難解であるが、
まず秋華賞2着、京成杯オータムバンデ1番人気エリカエクスプレス、同枠馬マピュースはハンデ→別定戦化した中京記念経由であった事からすれば、
同じ様に夏季開催ハンデ→別定戦化した新潟記念経由2着エネルジコ1番人気を、連対馬として扱わねばならない。
(回顧)
結果的に、エネルジコ1着ゲルチュタール4着は、
両馬の反発系数100% 両雄並び立たず
ルメールの3連覇と青葉賞馬のクラシック制覇は、ダービーをスキップし、菊花賞優先権を持たない個性が活かされた。
2着3着同枠エリキングとダービー馬不在残念ダービー、ラジオNIKKEI賞1着エキサイトバイオ
7枠が、相手枠として機能した。
この7枠神戸新聞杯1着優先権枠は、秋華賞カムニャック川田将雅騎乗ローズステークス1着優先権枠として唯一拾われた事から、買っておいて正解ではあるが、
せめてエリキング川田将雅の同枠馬に仕込まれたエキサイトバイオを、ゲルチュタールは差せなかったのは、歯痒い。
余談として、京都競馬100周年
サンデーレーシングG I 100勝目と
坂井瑠星年間100勝が重なると見てていたが、
萩ステークスで達成され、若干菊花賞を疑問に感じ始めていたのも事実である…




