アーリントンカップは、22年にアーリントン競馬場廃止に伴い、アーリントンインターナショナル賞に正賞を変更したが、
前年21年に、ホウオウアマゾン、リッケンバッカーゾロ目を打ち、アーリントンカップ廃止の下準備を整えた。
その21年は、ニュージーランドトロフィーで記述した、
未勝利勝ちの朝日杯フューチリティステークスG I馬アドマイヤズームが、グレナディアガーズを踏襲し、
皐月賞に向かう事なく、NHKマイルカップに照準を絞り、
前哨戦ファルコンステークス或いは、ニュージーランドトロフィーを、断然人気で2着に負けたものである。
グレナディアガーズは、NHKマイルカップ1.2着シュネルマイスター、ソングラインの前に3着と敗れる過程で、その他優先権馬に出番を禁じた(連対禁止)。
しかし乍ら、シュネルマイスター同枠には、アーリントンカップゾロ目1着ホウオウアマゾンが組まれ、レース名変更を余儀無くされるチャーチルダウンズカップに向けた下準備の一貫でもあった筈だ。
何故なら、今年のチャーチルダウンズカップもまたゾロ目。
ホウオウアマゾン役は、ランスオブカオスが担う。
21年の大きな特徴は、グレナディアガーズがファルコンステークスでスタートし、優先権を獲得しなかった故にアーリントンカップ、ニュージーランドトロフィー優先権馬は全滅し、
シュネルマイスター(ディープインパクト記念2着)、ソングライン(桜花賞15着)賞金出走馬が、
1.2着を占めた。
今年は、アドマイヤズームが、ニュージーランドトロフィー2着優先権を所持し、優先権馬は、満を侍してスタンバイする。
ランスオブカオスは、ホウオウアマゾン(1着同枠)との違いを示す(1着戴冠)。
ランスオブカオスは、朝日杯フューチュリティステークス2着ミュージアムマイル、同枠3着馬。
2.3着ワイドゾロ目の持ち主、ミュージアムマイルが、モレイラ騎乗で皐月賞を1着戴冠した様に、ランスオブカオスは、吉村誠之助を持ってNHKマイルカップを1着する(同等のインパクト)。
相手は、
京都代替G I 阪神ジュベナイルフィリーズ(1600)1着アルマヴェローチェ、桜花賞(1600)を2着してみせたのであれば、
京都代替G I 朝日杯フューチュリティステークス(1600)1着アドマイヤズーム、NHKマイルカップ(1600)2着は、アルマヴェローチェに倣う。
アルテヴェローチェは、アルマヴェローチェに倣わない。
(回顧)
優先権馬を全否定(真逆)し、グレナディアガーズが唯一生き残れる3着席をファルコンステークスとしたのなら、アドマイヤズームもまた綺麗に飛ぶ。
そして、優先権馬の否定は、常に桜花賞と皐月賞からやって来る。
ファルコンステークスを優先権から外した経緯をさぐれば、桜花賞4着優先権マピュースと、同枠馬ファルコンステークス4着パンジャタワーに勝たれても仕方ない。
2.3着馬然り。
ハズレ馬券は、虚しさが募るものの、
戒めを糧に、張り付けておく。