まず2歳牝馬戦の頂点、阪神ジュベナイルFが、代替え京都開催であった事は、
阪神開催桜花賞にどう繋げるか?は、主催者的な最重要命題である。

トライアルチューリップ賞と報知杯フィリーズR日程、土日を入れ替えた趣旨は、今年に限れば、仮想桜花賞(阪神開催)として最重要ステップ戦と言えるが…

トライアル両レースは、万馬券とゾロ目、仮想桜花賞レースとしては、本番に繋がらない決着をみた。

但し道筋は、しっかりと示している。
(京都開催)阪神ジュベナイルF戴冠馬
アルマヴェローチェ同枠馬クリノメイが、チューリップ賞(阪神開催)を1着し、
阪神ジュベナイル1番人気ブラウンラチェット同枠馬ショウナンザナドゥは、報知杯フィリーズRを1着して見せた。

(京都開催)阪神ジュベナイルF1着馬アルマヴェローチェの直行(ブラウンラチェット)は、
クリノメイ(同枠馬)とショウナンザナドゥ(1番人気)がトライアル(阪神開催)を持って示す(桜花賞馬)。

対照的に、阪神ジュベナイルF2着から、自身で優先権(チューリップ賞)をとりに来たビップデイジーは、3着優先権を自らゲット(非直行)し、
自らの方向性(馬券内)を切り拓いた。

さて、このクリノメイ(アルマヴェローチェ同枠馬)とビップデイジーの間を割って入った
ウォーターガーベラ(チューリップ賞2着)
が示した仮想桜花賞連対相手条件は、その戦歴から一目瞭然。
混合戦重賞GIII戦歴、
ウォーターガーベラも出走したきさらぎ賞2着リンクステップが一番相応しい。


今年の桜花賞連対条件は、京都開催阪神ジュベナイルFを受け、日程変更をしたトライアル優先権馬を無視した決着を、トライアルが発信している。


直前でランフォーヴァウが回避を決めたが、出走決定賞金1900万は、人気馬エリカエクスプレスと同賞金(暗雲示唆)。

代わってスリールミニョンとミストレス2頭の抽選も、スリールミニョン回避によって、

ミストレス(ラッキーガール)は、18番目の席と18番目の席から17番目に繰り上がったリンクスティプが、同枠入りした。








(回顧)

結局アルマヴェローチェは、エリカエクスプレスから1番人気を獲れなかったことが、足枷に働いたと見たが、エンブロイダリーは3番人気でしたか。

阪神牝馬ステークス、ブラウンラチェット1番人気同枠馬ショウナンザナドゥが、1着した報知杯フィリーズレビューもまた3番人気の1着(人気面をアシスト)。

チューリップ賞は、京都開催阪神ジュベナイルフィリーズを、阪神開催で再演し、アルマヴェローチェ同枠馬クリノメイ1着、2着ビップデイジーは、テリオスララと2.3着ワイドゾロ目故に3着。

阪神ジュベナイルフィリーズの2着空白を埋めたのが、新興勢力きさらぎ賞から出走して来たウォーターガーベラ。

桜花賞は、アルマヴェローチェ直行故にクリノメイ役目は終えたが、チューリップ賞2着ウォーターガーベラには、昨年ステレンボッシュがアスコリピチェーノを逆転したように、同枠馬エンブロイダリーを桜花賞馬(モレイラ連覇)に導く使命が残されていた。

ステレンボッシュとライトバックの1.3着ワイドゾロ目は、ウォーターガーベラと同じきさらぎ賞2着

リンクスティプと共に結実する。

京都開催阪神ジュベナイルフィリーズは、チューリップ賞を介して、ある意味見事に桜花賞に連結してみせた。


馬券は、残念ながら、そこまで読みきれず。