早速一頭取消し、17頭立てと化した天皇賞ではあるが、昨年もまた17頭立て二頭競走中止、一昨年は、一頭競走中止17頭完走。

京都開催を阪神代替えとした21年、京都菊花賞馬ワールドプレミアが戴冠し、
翼22年(一昨年)阪神菊花賞馬タイトルホルダーが、ここと宝塚記念を制した。

昨年京都開催に戻し、タイトルホルダーとアスクビクターモア阪神菊花賞馬は揃って撃沈し、その菊花賞で3着に甘んじて、阪神大賞典を勝ったジャスティンパレスが戴冠席に就いた。


22年は、大阪杯、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)を2億で統一し、阪神京都開催を均等化した故に、阪神菊花賞馬タイトルホルダーが阪神開催に特化した成績を残したが、昨年大阪杯を据え置き、その他を増額し、京都開催に戻した天皇賞に、阪神菊花賞馬の出番は無い。

但し、阪神大賞典勝ち馬に戴冠席を委ねる(手続き)辺りは、素晴しく巧妙である。


そして昨年、菊花賞を京都開催に戻し、天皇賞(春)と宝塚記念は京都開催で施行する。

大阪杯が現状維持した今年は、阪神大賞典経由を嫌って、金鯱賞1着優先権も嫌った(手続き)京都菊花賞馬ドゥレッツアが、天皇賞(春)戴冠席を取りに来る。

世代レベルを問われた4歳世代にありながら、大阪杯は、ダービー4着から菊花賞をパスし、京都記念2着から大阪杯を制したベラジオオペラが、この世代先駆者としてまず第一手を投じた事は、事実である。

ワールドプレミア前年は、フィエールマンの連覇、阪神開催休載を跨ぐ菊花賞馬ドゥレッツアの連覇も現実的に映る。


枠順確定前から、代替え開催の申し子的存在のこのレース2着席を3度継続して来たディープボンド、この馬が今年も出走して来るのは、未だに役目が継続中であるからで、但しその変化は和田騎手から幸騎手に変更し、同枠馬を2着に誘う役目(2着枠)を担うと予測していたが…

しかし、この取消し発生により、枠順を組み直せば、ディープボンド同枠馬は、ブローザホーンからダービー馬タスティエーラに変化を遂げた。


ドゥレッツアの菊花賞、17頭立て施行に併せて来たと踏めば、菊花賞の再現があっても何ら不思議は無い。

タスティエーラの4枠7番は、菊花賞と同じ馬番であり、ドレッツアの6枠12番は、その菊花賞でハーツコンチェルト、ダービー同枠馬の背負った馬番である。


結論は、昨年新京都開催菊花賞馬として今年の天皇賞(春)に出走して来たドゥレッツアを筆頭に、ダービー馬タスティエーラを相手に菊花賞の再演と予想します。


単勝12 ドゥレッツア

馬単12ー7