昨年は、馬齢戦54K阪神ジュベナイル2歳女王リバティアイランドが、定量戦55K桜花賞直行し、1着。

今年は馬齢戦55K阪神ジュベナイル2歳女王アスコリピチェーノが、馬齢戦55K今年の桜花賞に直行する。
トライアルチューリップ賞もまた、馬齢戦55K施行、朝日杯3着タガノエリピーダを排除し(4着)、万馬券決着でレース自体を収束させた。

今年の牝馬世代は、ホープフルS1着レガレイラが皐月賞に向かう。
直近なら17年ファンディーナ、14年ヴァウンスシャッセ、グレード制導入から数えて4頭目、稀有な世代である事は間違いない。
14年桜花賞馬ハープスター2着レッドリヴェール3着ヌーヴォレコルト、
17年桜花賞馬レーヌミノル2着リスグラシュー3着ソウルスターリング、
阪神ジュベナイル2歳女王レッドリヴェールは直行し、ソウルスターリングはチューリップ賞1着、
2着ハープスターがチューリップ賞1着、リスグラシューはチューリップ賞3着。
何も、馬齢戦54Kの旧時代の決着(手続き)に過ぎないが、阪神ジュベナイル決着を満遍なく使用している点は、特筆すべき点であろう。
では、何故リバティアイランドは、阪神ジュベナイルと桜花賞を直結してみせたのか?
2着コナコースト3着ペリファーニアが、チューリップ賞2.3着馬だった事からすれば、今年の桜花賞馬齢戦化に対して、阪神ジュベナイル、チューリップ賞共に馬齢戦55Kへと変貌遂げる布石を投じた…

今年の2歳女王アスコリピチェーノと2着ステレンボッシュは、揃って直行するが、昨年同じ様に直行したシンリョクカとは、チューリップ賞の結果を持って、全く意味合いが違う。
アスコリピチェーノ、ステレンボッシュ共にチューリップ賞にて阪神ジュベナイルを踏襲する戦歴を嫌ったことから、旧時代の背景に擬えて、アスコリピチェーノがレッドリヴェール、ステレンボッシュはハープスターに該当する。
アスコリピチェーノ同枠馬がチューリップ賞2着馬なのは、昨年を引き継ぐ2着枠、そういう事だろう。

レッドリヴェールは、桜花賞2着からダービーへ向かったが、レガレイラもまた皐月賞からダービーへの既定路線を踏まえれば、今年の桜花賞、14年阪神ジュベナイル1.2着反転を繰り返す。


桜花賞馬は、阪神ジュベナイル2着ステレンボッシュ。

同枠馬に京都開催に戻したエルフィンS勝ち馬が同居したことは、11年マルセリーナ、20年デアリングタクトを引き継ぐ復興祈願枠として、機能しなければならない筈だ。

読み違えが無ければ、桜花賞3着馬は、三度オークス馬へ駆け上がるだろう。


単勝12 ステレンボッシュ

馬単12ー9