来年度1着賞金6500万から7500万にup、全ての2歳重賞もupし、全体的な底上げが成される。

阪神3歳牝馬ステークスから、2001年馬齢表記を国際基準改められたのに伴い、阪神ジュベナイルフィリーズにレース名を変更した。

2001年タムロチェリーが制した1着賞金は6000万、ここまで朝日杯フューチュリティステークスも同額を維持していたが、08年セイウンワンダー09年ローズキングダム6300万と格差を設け、10年グランプリボス7000万と、さらに広げ現在に至る。


その間阪神ジュベナイルフィリーズは、09年アパパネ6000万を最期に、10年レーヴディソール6500万にupして現在に至る。


今年は09年アパパネが制した時期を共有する。


アパパネと言えば、牝馬の国枝栄厩舎、来春定年を迎え最期に、牝馬限定G I 歴代最多タイ12勝、記録更新がかかる。

国枝師阪神ジュベナイル勝利は、アパパネは赤松賞、サークルオブライフはアルテミスステークスをステップに2勝。

この赤松賞経由、一昨年ステレンボッシュも2着し、今年の国枝厩舎赤松賞ヒズマスターピースは、アパパネ、ステレンボッシュと遜色無いと言うリップサービスに説得力がある。


鞍上は、26年度新規調教師試験を合格した藤岡佑介

主催者ビクトリーロード、ここに向けた花道を用意するに相応しい。


前日重賞中日新聞杯は、奇しくも古川吉洋騎手と宮徹厩舎タッグによる28年ぶり、阪神3歳牝馬ステークスG I アインブライド以来、シェイクユアハートの勝利。

それは、今年の阪神ジュベナイルフィリーズが、28年ぶりに重賞勝ち馬ゼロ、アインブライド以来という偶然の賜物。

7番人気で勝利したアインブライド、

重賞勝ち馬ゼロのこのレース1番人気を否定し、

フェイクは、野路菊ステークス1着から導き出すアランカール。


97年阪神牝馬ステークス1着アインブライド古川吉洋騎乗は、競馬学校花の12期生福永祐一、和田竜二、柴田大知、細江純子らと共に、

デビュー2年目にしてG I 制覇を遂げたのがこのレース。


24年デビュー、初重賞G I 制覇となれば、高杉吏麒スウィートハピネスを於いて他にはいない。

4頭朝日杯フューチュリティステークスに登録した牝馬の中で、唯一抽選を突破したスウィートハピネスを押さえねばならない。








(回顧)

枠順前から、ヒズマスターピースの相手探しに苦慮する中で、

中日新聞杯4枠8番シェイクユアハート→4枠8番ヒズマスターピース示唆と読めば、ゾロ目の一択。

スウィートハピネスの一発を押さえた馬券は、

先々週から完勝→快勝と来て完敗。

W引退を背負ったヒズマスターピース陣営国枝栄厩舎と藤岡佑介の花道は、残念ながら閉ざされていたようだ。

隣の牝馬3冠ジョッキー松山浩平スターアニスが正解。

重賞勝ちゼロからスターアニスとタイセイボーグは、牡馬混合戦中京2歳ステークス2着、新潟2歳ステークス2着賞金加算馬、ギャラボーグもまた新馬未勝利を牡馬混合戦を走ってきた個性が拾われるのは、至極真っ当な決着だった。

真っ当過ぎて買えず、華のあるピエロに騙された。