今年はタイミングを逃してしまっていたお味噌仕込み。
もう今年は難しいかな…と思っていたのですが、
急に冷え込んだこのタイミングで、ようやく11キロのお味噌を仕込むことができました。
さすがに11キロともなると文明の利器にも頼ります![]()
大豆の温かさ、麹の香り…
ただ黙々と手を動かしているだけなのに、不思議と心が落ち着いていきます。
季節の手仕事には、どこか“無になる力”があるように感じます。
今年3月初めに入院した父。
「絶対に退院させたい」という気持ちと、
「このまま病院にいたほうが体調は安定するのではないか」という気持ち。
答えのない事柄に悩むのはナンセンス!
行動あるのみ!!という前向き過ぎる性格ではありますが…![]()
さすがに、ずっと心が揺れています。
人生100年時代とはいえ、父は今年89歳。
これから先の時間を、どう過ごしていくのか。
家族として、何ができるのか。
そんなことも、全部吹き飛ばして、えいや!!と投げ込む作業は
無になる大切な時間。
無になりながら、少しずつ心を整えていく。
季節の手仕事には、そんな力があるように思います。
毎年同じ大豆、同じ麹、同じ塩で仕込む味噌。
でも、出来上がる味は毎年少しずつ違います。
気温や湿度、その年の空気や、自分自身の状態。
きっといろいろなものが重なって、味になるのでしょうね。
日々の暮らしも同じだなと思うのです。
毎日ごはんを作って、片付けて、考えごとして。
同じことを繰り返しているようなのに、去年と今年の自分は少し違う。
その積み重ねが、“年齢を重ねる”ってことなのかもしれません。
料理や発酵、季節の手仕事は、私にとって「ちゃんと生きる」に戻る時間。
考えすぎる頭を、一回静かにするための時間です。
さて。
11キロのお味噌。
今年はどんな味になるのでしょうか…
美味しく育ちますように♡




