今日は大学、大学院の実技試験の【ライブとビデオの違い】について解説します。
1次、2次試験がある学校は、1次試験はビデオ審査(10月〜12月)、2次試験は現地でのライブかビデオを送る(1〜2月)かを選択します。
1次試験のみの学校もライブかビデオを選択できます(1〜2月)。
ライブ・オーディション
利点
- 留学生でも、できれば第一志望校だけでもライブ・オーディションに行くか、事前に学校訪問をする事を勧めます。
- 現地で実際に学校を見ると、自分がその学校に行きたいかが分かりやすくなります。
- 興味のある先生に事前に連絡すれば、サンプル・レッスンをしたり、会ってお話しして下さいます。それによって入学後にその先生につける場合も出てきます。
- 奨学金(スカラシップ)を決める際に、遠路ライブに来たという労力を加味する審査員の気持ちがある気がします。
注意点
- 時差ぼけ
- 1〜2月にオーディションの場合が多いので、フライトが天候の影響を受ける事がある
- 知らないピアノで演奏するリスク
オーディションまでの流れ
- 現地でどれくらい練習できるか見極める
- それによって到着日を決める。
- 遅くても前日までに到着
- 当日は決められたスケジュールに従う
- 試験は15〜20分です。
- 場所はリサイタル・ホール、教室、先生のスタジオなど
- 大抵は自分の選んだ曲で始め、次から審査員が選んでいく。
- 時間切れで弾かない曲もあるが、大抵エチュードは弾かされる。
- 簡単な会話の時間がある場合も。(自己紹介、志望理由、自分の経歴など)
ビデオ・オーディション
利点
- 現地まで行かなくて良い
注意点
- ビデオの質が合否や奨学金に影響します。
- できればリサイタル・ホールかそれに近い状態が望まれます。
- なるべく良い音響、バランスなどを見つけてから録音する必要があります。
- ライブよりも細かく聞こえ、完璧さを求められてしまう傾向があります。
- 服装はロング・ドレス、タキシードとは言わないまでも、それに準ずる服装にすべきです。
以上参考にして下さい。
奨学金獲得、増額の方法、実例などは以前のブログをご覧ください。