今日は【大学院生対象】の奨学金についてご紹介します。
『奨学金を増やす方法』(1)(2)では大学生 (undergraduate) 対象の奨学金について、以下のように書きました。
- アメリカは各大学種々の奨学金を用意
- チリも積もれば山となる可能性がある
- 奨学金(スカラシップ)は返済不要
- 申請不要、申請必要の両方がある
- 大きく分けて2種類の奨学金
- 音楽学部から
- 大学から
- アルバイトをあてにしない
- アメリカの学生ローンは留学生は基本的には使えない
今日は大学院 (graduate school) の奨学金について、私の母校の Indiana University Jacobs School of Music Graduate Program (インディアナ大学音楽学部 修士、博士過程) をモデルに書いてみます。
IUの場合は学校からの奨学金が、大学生と比べてずっと少ないです。その分、音楽学部からの奨学金は大学生向けより高くなる傾向を、私個人的には感じています。助手として働く事も出来ます。その場合は、以前に教えた経験や、教える英語力が必要になります。
(1)音楽学部からの奨学金
音楽学部のウェブサイトに行き、Graduate scholarshipsとタイプします。
次に”Graduate scholarships”のセクションをクリックすると情報が出てきます。
A. 修士、博士課程対象の奨学金
”Graduate merit-based awards include the Graduate Tuition Award, Artistic Excellence Award, Jacobs Fellowship, and numerous endowed scholarships.”
大学院の能力ベース(オーディションの成績)のAwards(スカラシップ)には大学院授業料アワード、芸術的優秀者アワード、ジェイコブ特別研究員、その他種々のスカラシップがあります。
オーディションで良い結果を出すのが、奨学金をもらう一番の効果的な方法です。対策については後日書こうと思います。
B. 助手
- Associate Instructorships
- Graduate Assistantships
- 助手として働くことで授業料の一部または全額が免除になり、加えてお給料が得られる
- 各科よって、報酬、採用方法、採用期間、仕事内容などが違う。
- 以前に教えた経験や、教える英語力があることが前提。
- Jacobs School of Music Doctoral Fellowship
- 4年間にわたる奨学金
- 3年間、AIまたはGAとして働き、最後の1年は働かずに奨学金がもらえる
Japanese Alumni Chapter Scholarship
日本国籍の学生向け。一度限りの奨学金。申請不要。
以上がインディアナ大学が、音楽学部大学院留学生に支給する可能性のある奨学金と助手のポジションになります。
奨学金の実例、入試実技試験対策などは後のブログをご覧ください。