流行が悪いとうものではありません。

それは、ひとつの時代の風の象徴であり、気分の表現だから。



でも、ファッションの発信者側からすると、流行を上手にデザインに反映して、

消費者の心を掴み、マスに受けいれらたいという商業的な考えに立つものです。



一方で、最近は消費者のニーズがわかりにくいなどども言われているようです。


ファッション雑誌の種類も増えるばかり。。。

(似たような雑誌が出てますが、きっと微妙にコンセプトが違うのだろうな)




この現象、いわゆる「多様化」。



これはお笑いの世界でもいえることのようで、今のお笑いブームと昔のお笑いブームは

若干様相が違うとのこと。



ビートたけしがテレビで言ってました。



昔は、6組位のお笑い芸人にスポットライトがあたり、ブームを盛り上っていったが、

今は、お笑い芸人の底辺が広い。非常にコアなネタにコアなファンが付いているという構図だ。

だから、今の人の方が大変。次々に新しいネタを生み出していくことが大切。


なんだとか。






「多様化」。 いいですね。  「個性化」にも似た響き。



もうさんざん色んなテイスト、ネタは出尽くし、

もっと細かい、かゆいところに手が届く、いわゆるツー好みになっるんでしょうね。



みんなで同じものを追っかけることには、ならない時代なんですね。


いろんなものを知ったからこそ、自分の好みがわかってきたとも言えるでしょう。




ファッションも同様。


こんなに多くのファッション雑誌が出るのも、昔のように一つの雑誌がドカ売れするわけでなないので、

今までなかったテイスト、コンセプトの穴を狙って、新しい雑誌が生まれるんだと思います。


テイスト、コンセプトの多様化です。

細かく細分化することによって、取りこぼしを拾いあげているのです。



そして、我々個人個人も、「自分はいったい・・・?」と問いかけはじめている。

こんなにも様々なモノが溢れかえる中で、自分は何を選んだらいいのだろう?


選択肢が多い分、目移りするし、混乱します。




その混乱は、自分の内面の混乱ともオーバーラップする。


「自分はいったい・・・?」とつぶやいたら、おめでとう!


私が私になるスタート。



今は原石の状態なだけ。


綺麗にカットをほどこせば、ダイヤモンドのように輝きます。


石の種類は、人の数だけあるから、それぞれの石にあったカットを施すことが大切。


ダイヤモンドの様にラウンドブリリランカットが似合う人もいれば、

スタールビーのように、カボーションにすることによって

その星の輝きがあらわれ、一番素敵に見えることも。