地球温暖化進行曲
地球が暑くなって どこわりぃ
暖房いらずで いいじゃないか
水道ひねれば 温泉で
牛乳しぼれば 粉ミルク アッ ソレェ!
どんどん だんだん 温暖化
どんどん だんだん 温暖化
こんな地球に誰がしたぁ
けっこう 毛だらけ 灰だらけぇ
けっこう 毛だらけ 汗だらけぇ
笑ってる場合か このぉっ!
地球が暑くなって どこわりぃ
二酸化炭素で いいじゃないかぁ
男は腹巻 ステテコで
女はビキニで 盆おどり ソレェ!
どんどん だんだん 温暖化
どんどん だんだん 温暖化
こんな地球に誰がした
けっこう 毛だらけ 灰だらけぇ
けっこう 毛だらけ 汗だらけぇ
また笑ったなぁ!
どんどん だんだん 温暖化
どんどん だんだん 温暖化
どんどん だんだん 温暖化
どんどん だんだん 温暖化 ... ...
ああぁ 暑いなぁ ちょっと腹がへったなぁ
暑いからそばへ寄るなってぇのぉ
あぁ 暑い
おいっ ちょっと アイスキャンディー買ってこいっ
なにぃ 売り切れっ?! 買い占めたのは日本人だな どうせぇ
だれだぁ! そこで石油掘ってんのはぁ? 無駄なこたぁ 止めろぉ
あっちゃっちゃっちゃっ! おい 水だでぇ! 水~!
なに 水じゃないぃ あっちゃっちゃっちゃっ あちゃっ
あちぃよぉ あちぃよぉ .....
お世話になりました ポクポクポクポク ポクポク ... ( 木魚の音 )
ハナ肇 & クレージーキャッツ
知り合いのブロガーさんから教えられて、この曲を知った。聞いてみると、あの独特の植木節。十分イケると思うけど、発売が1990年だというから、平成のバブルの末期の頃かなぁ?調べると翌年がバブル崩壊の年とのこと。
この頃は、私的にも大変動の時期だった。1988年にバイクで事故って、右脚に障害が残った。そして、翌年は思いもしなかった結婚、リハビリを伴っての社会復帰を図った。足の痛みがひどく、医者通いも続いた。周りの連中は、さぞやハラハラして見ていたに違いない。新居となった目黒のマンションの家賃を聞いて、そのうちのひとりが「だいじょうぶかぁ、おいっ」と言っていたのを思い出す。
この歌、植木節健在で、十分イケると思うけどね。時代が平成になって、バブルで浮かれてたし、温暖化の社会派的な問題は時代背景と全然合わなしねぇ。もともと、社会派的なネタ、とりわけ、政治ネタは日本人には敬遠されるきらいがある。
丸善ガソリン100ダッシュ オー、モーレツ! 小川ローザ
1973年三ツ矢サイダーのCM 大瀧詠一
作詞が伊藤アキラさん ー 上記の2曲などを手掛けていることが分かった。前者は小川ローザのミニスカで超有名、後者は大瀧詠一のCMソング。 ♬ あなたがジンとくるときは 私もジンとくるんです ♪ のイントロに超馴染みがある ー というひとで結構おもしろいし、歌詞のそこかしこで平成の匂いを嗅ぎとることができる。正直に言えば、過去のクレージーキャッツのヒット曲を生み出していた立役者の青島幸男さんの詞に比べるとちょっとパンチ力に欠けるような気もする。もっとも、いい曲が売れるとは限らないわけで、いろんな要素が絡まって生まれるものなのだから。
今は、地球温暖化の猛威は言うに及ばず。そのうち、人間も沸騰して消えてなくなるのではないか。歴史の授業で出てくる、18世紀の後半に、ジェームス・ワットの、より効率的な蒸気機関の改良などを契機に工場での大量生産が可能になった。世に言う、この「産業革命」は現在の「資本主義」の画期的な源とされているが、同時に、これは、地球温暖化を初めとする環境問題を引き起こす元凶にもなったわけだ。
一方、資本家 vs. 労働者の対立構造が生まれ、「社会主義」へと繋がり、マルクスの「資本論」などによって、その考えが労働者や知識人の間に広まっていった。
今後、この資本主義がどのような形で終焉を迎えるのか、それによって、産業革命の負の側面の方が認識されざるを得ないような時代がやってくるのではないかと危惧している。
植木等さんは、そのようなメッセージ性をもって、この歌を熱唱したのではないか、と思わずにはいられない(笑)。
おとなりの 子の泣く声に 呼応して 吠え声あげる ワンコたんかな 無頼庵人