決断するまで パパの気持ち | mayoの徒然日記

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はじめまして。
mayoです。

2012年9月7日に愛するパパが7年間の闘病の末に天国へ旅立ちました。
さとう式リンパケアに出会い、誰でも楽な身体を手に入れられることを1人でも多くの方にお届けしたいと思い日々精進してます^ - ^


前々回のつづきです。


木曜日は、診察日でした。

前日に、主治医の先生から

「福岡に帰るのであれば、
K大病院に紹介状を書けるし、
治療はできる」
と言われてはいましたが、

抗がん剤は、現在のパクリタキセルが
効いてないとしか言えないような
進行の早さで、次のカードはない。
痛みを取るための治療であることは、
どちらにしても変わらないようでした。
末期の在宅看護、介護状態になるなら
福岡にいたほうが手助けはしてもらえる。先生はそういう思いもあったのかな。


前日の夜に、福岡に帰ろう、
と決めたパパでしたが、


待合椅子で、急に
「やっぱり、東京にいたいかも。
あーでもどうしよう。」

「パパは、お義父さん達や私と娘っこのこと抜きに考えて、どちらに住みたいの?直感では?」

「東京。」
即答でした。

「親孝行だけのために帰るのは、違うと思う。ここでしかできないことをやってから、それでも遅くないかな。
それに、なんか帰るのは逃げるような気がしてさ。」

「んー。逃げることにはならないと思うよ。でも、たしかに治療法はここにいたほうがチャレンジする機会には恵まれるかもね。
先生も親だから、親孝行を、と言われるんだと思うよ。

一晩では決められないから、週末考えさせてもらって、月曜日に返事します、って言ったらどう?

まだ、気持ち全部じゃないから、どうしようって言葉がでるんだと思うよ。
ママもmanaもパパと一緒だったら、どちらでもいいから、パパの心に聞いてみようよ。」

「うん、そうだね。」

診察室に入って、先生に月曜日まで待ってもらってもいいか、とパパが聞くと

「それは、もちろんいいよ。
難しい問題だよな。でも、○○くんがここにいるのはご両親がいてこそ、だということも念頭に入れてほしい。
僕も年を取ったからこんなこと言うのかもしれないけどね。○○くんだけの気持ちでは決められないところまで来てるんだよ。

痛みはコントロールできてるみたいだから、自宅でゆっくり考えて。
痛み止めの量と鎮痛剤テープも増やしておくから。

では、月曜日にね。」

先生は、少し苦しそうな顔で、言葉を選びながら、そう言いました。


パパと自宅に帰り、他の治療となると、これから調べないとね、と話しました。

私は免疫療法を考えてました。
ただ、保険外診療で、医療費が、バカ高い。

それともう一つ、抗がん剤を最小限使うやり方の先生がいらして、緩和ケア行きと言われた患者さんが何年も過ごせてる、と聞いて、一度話を聞きに行きたいと思っていました。

でも、パパは主治医の先生を信じて治療してきたので、セカンドオピニオンをしてみては、とすすめると怒りそうで言ったことはありませんでした。


こういう先生がいてね、ときりだしました。

ただ、ちょっと癖のある先生で、自分の病気のこと理解してないとだめだし、先生の過去ブログを読み込んでおかないといけないみたい。
読める?


と聞いたら、えー?[みんな:01]って顔をしましたが、スマホで読み出しました。
一つの記事を読んで、疲れた、よくわからん、と置いてしまいました。


ゆっくり読むよ、とは言いましたが、
私は診察予約申込をしておこうかな、と思っています。


パパは今まで全てが素直に病院の通りにしてきました。
自分で調べることはせず、代替治療やサプリを否定してきました。


もう、使える抗がん剤がない、と言われて初めて私頼りではありますが(笑)、新しいことにチャレンジしようと思ったようです。


パパ、強いな。



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