パパの病室は、四人部屋です。
パパのお向かいには
おじいさん。
よくテレビをイヤホンなしで見るので、
パパは嫌がってました。
朝の落ち込みメールの後に、
「お向かいのじーさん、今日も
イヤホンなしでうるさい
![[みんな:01]](https://emoji.ameba.jp/img/user/na/namida-egao/1632.gif)
どなりちらしたろーか
」「まま、穏便に穏便にね。
」「どなったりしないから、
安心してね
」なんてやり取りがあり…。
パパのメンタル弱ってるし、
担当看護師さんにコッソリ電話しよかな。
でも、そこまですることないかな。
そう思いながら、病院に行きました。
病室に入ったら、お向かいさんのベッドがない…。
パパのベッドのカーテン前に
たくさん器具が置いてあって
何があった!?
と慌ててカーテンを開けました。
「どーしたの?
なんか、器具あるから、処置中かと
思ってびっくりした。」
「ああ。お向かいさんが、
血を吐いたんだよ…。」
パパの顔、目がどんより。
落ち込みマックスの目だ。
パパがトイレに立ってる時に
看護師さんが二人見えて
荷物を運び始めました。
「男性の割には荷物多いですね。」
「入院して、長いからね。。」
「大丈夫ですかね。」
「ん。厳しい、、なあ。」
カーテン締めてても他の患者さんが
聞いたら不安になる、こんな会話を
してほしくない。
パパがいなくてよかった、と思いました。
この後、お腹の調子も悪いし、
シャワーはキャンセルして、
夕飯も断りました。
「今日は、夜は不安になりそう。」
「いつでもメールしてね。」
泣きそうなパパをハグして
よしよしして帰ってきました。
目の前の患者さんが容体急変して
ちょっと足踏みしてる自分の状態にも
不安が押し寄せたのかもしれません。
お向かいのおじいさんが
回復しますように。
パパは、後退はしてない。
足踏みしてるだけ。
術後、順調に来たから、
ちょっと休憩しなさい、と
言われてるんだよ。
明日は笑顔で会おうね。
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