アメブロ繋がりで、ご紹介頂いた漢方薬局に
今日、行ってまいりました。
ぐっさんさん、やっと行って参りましたー。
高田馬場駅から数分のところに
立派な建物が。
中に入ると、漢方のかほり・・・。
そもそもこちらを訪れたのも。。。
ちょっと長くなりますが、ずっとここに書こうか書くまいか
迷っていたことを記そうと思います。
パパが再度抗がん剤治療を始めるにあたり、
私もいろんなことを考えました。
5年半前にパパが初めて胃がんを告知されたときに
病院の治療だけに頼るのは悠長だ、的なことを言われたり
サプリメントを(いわゆる民間療法ですね。)をすすめられたり。
ショックでした。
告知されて、ステージ4と言われてショックを受ける暇もなく
手術を受け、成功したことを喜び、
退院して、生まれたての娘っことパパのフォローに
ただただ毎日必死で過ごしていて、
今、この状況で、「再発の心配をしてないのか?」と
突きつけられて、固まりました。
「第三者だから、そんなに余裕を持って言えるんだー!!」
と言い返すこともできずに
でも、パパには周りにはこう思われてるんだよ、と言えずに
すごくすごく辛かったです。
そもそも、パパはサプリメントというのを毛嫌いしていて
生粋の頑固者。
色々柔らかくアプローチしてみましたが、
ばっさり切られました。
何も知らないで打つ手を打てないのも嫌だし、
私も色々と調べ、資料を取り寄せたり、話を聞きに行ったり
お金がかかっても安心のために必要、と思い
それなりに行動はしていました。
でも、一番大事なのは、本人の気持ち。
パパは、主治医の先生を信じて、
「手術で悪いとこは取れたんだから、もう治った。
胃がなくなって水を飲むのもきついのに、
薬以外にまだ飲まされるなんて絶対無理。
もし、再発するなら、もうその時は死ぬだけだ。」
本人が信じて飲まなければ効くものも効かないだろう。
夫婦で違う考え方を押し付けあっても何も生まれない。
だったら、治る、と盲目的に信じるしかないな、と
私も思い出しました。
それよりも一日も早く好きな物を食べれるように
食事面で色々頑張るほうがパパは喜ぶのかな、と。
私に話をもってきてくれる皆さんが
私やパパのことを親身に思ってくださるのは
重々承知しているんですが、
断るときの辛い辛いこと・・・。
「本人のためにもしてあげないと、後悔したって
遅いときがくるかもしれない。」
「もっと早く気づいてあげてれば胃をちょっとでも
残せたかもしれないのに。」
考えたくもないことや今となってはどうしようもないことを
言われ、何年も誰にも言えずに
この言葉は私の頭の中をぐるぐる回っていました。
こう言われる方は万全な健康管理をして、
配偶者にも何があっても信じることをすすめるのでしょう。
でも、みんながみんなそうはいかないんです。
悲しいかな、発病した本人の気持ちを思いやると尚更
再発したら、なんて仮定の話は絶対にできませんし
それが私の甘さである、と言われたらそうかもしれませんが、
私たち夫婦のあり方はこれでいこう、と決めて
やってきました。
それから術後ほぼ5年半を迎えた8月に
再発、転移と告知されることとなりました。
ここで、私は「あーあの時、サプリを飲ませればよかった」
とは思いませんでした。
サプリを飲まずとも5年生存率15%と言われたのを
覆せたんだから、今回も絶対記録を作ってやる!
という思いでした。
負けず嫌いな性格なんです。
ここで、またサプリのお勧めを頂きましたが、
本人にお薬を飲む余裕がないので・・・・・と
お断りさせて頂きました。
「抗がん剤なんて、本来、人間の体には使っちゃいけないものだ」
という説もあると言われましたが、
まだ治療方法がある、と希望を見出したときに
これは正直こたえました・・・。
悪い細胞を殺すわけですから、正常な元気な細胞も殺すわけで。
当然体調不良・食欲不振・もろもろの副作用がでてきてます。
だからといって、転院した先生を信じてお任せするんだから、
抗がん剤が悪いものと枠に入れたくはありませんでした。
「医食同源」という言葉があります。
何より食べることが好きなパパ。
「これを飲めば治る!」じゃなくて
「これを飲めばご飯が美味しく食べられるよ。」
くらいの切り口で美味しいご飯のために何かできること
があれば、と思っておりました。
そんなとき、漢方のお話を伺いました。
薬膳料理を習っていらっしゃるぐっさんさんです。
薬ではなく、食事の一部として取り入れるつもりでも
体力回復にはいいかもしれませんね。と。
ご自宅の近所に親切な漢方薬局があって
話だけでも、お試しで5日分でも相談に乗ってくれますよ、と。
今日伺ったんですが、
サプリは民間療法で
漢方は厚生省が認めている厳正なものだそう。
お堅いパパも中国ウン千年の歴史で
古くからある漢方なら、「胡散臭い」と思わずに
受け入れてくれるかも?
そんな思いで軽く言ってみました。
「高田馬場に漢方薬局があるから、
ちょっと相談に行ってみようと思うよー。」
「おいしいラーメン食べておいで。」
そんなとこ、行かんでいい!と言われなかったのが
びっくりでもありました。
でも、「自分が漢方を飲む」と言ったわけではないので
油断は禁物です。
とにかく、「天竜堂」さんの門を叩くことになったのには
こんないきさつがあったわけであります。
つづく。