≪5月のオンライン花療法募集中です≫
花療法について
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これまでのご感想
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今日さ〜仕事で夫と一緒に山を降りて
道沿いにあった初めて見る
小洒落た居酒屋さんで
テイクアウトのお弁当を買ったのよ。
美味しそうな柚子胡椒唐揚げのお弁当
高台の公園の駐車場に車を止めて
新緑眺めながら
いっただきまーす!
もぐもぐもぐもぐ
もぐ..もぐ...mgmg
途中で夫に呟く。
「このお弁当、
《気》が入ってないねぇ...」
「うーん...そうだねえ」
内容も味も普通の唐揚げ弁当
めっちゃ美味しくない!てわけでもなく
全部冷凍食品じゃん!というわけでももちろんなく
お弁当にしてはちょっと良いお値段
入ってる具材も結構良いもの
ただただ
《気》が入ってないんだ...。
この《気》は別に
スピリチュアルな意味でもなんでもなく
誰もが日常で感じるエネルギーのこと。
私は食べることが大好きだし
食べ物を作っている農家でもあるから
特に食べ物が持ってる気を
すごく繊細に感じるタイプらしい。
それは無添加とかジャンクとか思想とか
オーガニックかどうかとか
ぜんっぜん関係なしに。
素材そのものが持ってる
気の濃淡もあるけど
料理は料理人やサーブする人の
手や気持ちが加わるから
すんごく
エネルギーのあるなしや、
その種類がわかりやすい。
農家や料理人は
みんなそうなんじゃないかな。
その居酒屋さん、お弁当が置いてあった店内は
すごく良い雰囲“気”に満ちてたわけ
隅々まで丁寧に掃除してるし
お品書きは黒々した墨で堂々と書いてあるし
お酒も大将のおすすめがわかりやすく出されてるし
だからさ、おー期待できる!
って密かにワクワクしてたんだけど
お弁当だけ気が抜けてた
きっと大将は
テイクアウトでお弁当売るの
ほんとは嫌なんだろうな
出来ればもうやりたくないんだろうな
カウンター越しに、お客さんの美味しい!
っていう顔や声をダイレクトに感じながら
料理するのが最高の幸せなんだろうな
もぐもぐしてる
柚子胡椒唐揚げから伝わってくる
大将の『つまらねーなぁ』という感情。
(そういえば、つまらないことを
「味気ない」とも言うね!発見)
今の情勢で、
たくさんのサービスや商品が
オンラインやテイクアウト化して
便利さも増したし
喜ぶ消費者も増えたけど
お店で作られた料理をお店で食べる
というのは
お店の雰囲気はもちろん
気配りや楽しさごと食べてるから
『お店の味をおうちで!』と
そのまま味付けやメニューをスライドさせると
そこでのライブ感やリアルで感じてた
ダイレクトな喜びやつながりや
微細な気(エネルギー)のやりとりは
どうしても削がれちゃうのかもね。
(そういえばタイや台湾はふだんから
テイクアウトの前提があるから
込められてる気の種類が違う!)
でも、みんな急ごしらえの仕組みのなか
やるせなさも抱えながらやってるんだよねぇ。
ありがたいことだよね。
あのお店の自粛が終わったら
直接行って大将の元気を浴びたいねー。
山桜の桜吹雪を眺めながら
わちゃわちゃ喋って、気持ちはスッキリした
仕事が終わって帰り道
これまた初めて見る小料理屋さんがあって
夜ごはん用にお弁当を買おうとしたら
「もう売り切れちゃって、ごめんなさいね」
って申し訳なさそうに言われてさ。
「こんなものでおやつに良かったらどうぞ」って
わらび餅を持ち帰りにしてくれたのよ。
「熱いお茶とね、
一緒に食べると美味しいですよ。
蜜もね、多めに入れてるし、
余ったらパンやお餅にまぶしてもいいですから」
さりげない、でも
熱量伝わってくる気の込め方
熱いお茶と一緒に
はぐはぐ食べて
ほんとうに美味しかった。
もちろん気もビンビンに伝わってきて
満たされて、嬉しかった。
あのおばちゃんの細やかな気の込め方、
見習お〜
ってふたりニコニコした夜。
よしだまなみ