今冬、インフルエンザの早い流行に、早めの予防接種を促すニュースを目にするようになりました
衣替えと共に、住まいの心地よさの一つ、ベッドにも厚手のお布団を支度し終えたところです。
ライフオーガナイザー®︎、インテリアコーディネーターの八木真里子と申します。
こちらの椅子、
IDEEさんで扱われている 【DINING CHAIR】
坂倉準三建築研究所に在籍中の長大作さんの作品です。
坂倉準三氏の【小椅子】のリ・デザインを改良重ねられ、生み出された作品と、伺ったことがあります。
W420×D500×H800(SH413)
シートの高さを日本人の体に合わせ低めに。
広い会場内に飾られたこちらの椅子 きれいで、包まれるようなあたたかさを感じるフォルムに、ほっこりしていました
実は、わかりにくい写真を書きに添付しましたが
何年か前訪れた、レストランの個室の設えです。今はこちらの設えは見られないのですが
代官山にあるレストラン 『米花』さんの個室にこのDINING CHAIRの座面が、さらに低い
長大作さん作品が置かれてあり、
とても落ち着いた空間でお食事をいただいたことがありました。
実は、我が家も、
天道木工さんで、坂倉準三先生のデザイン
【小椅子Koisu T-3222WB-NT】を愛用して何年にもなります。迷いながら、長く心地よく座れるように、張り地のあるタイプにしています。
張り地は、天道木工さんでは、おそらく100以上の種類から選ぶことができます
気に入って選び抜き、日常生活に気を遣わず使っていますが、日々とても心地よく、大切な想いを持っています。座るものも、数のうちではなく、気に入ったものであると、心地よさを感じます
何より座っていて疲れず、体がきちんと収まり、疲れることがありません。
サイズは
W420×D524×H806(SH439)
長大作さんの作品より、座面が少し高くなります。椅子はわずか高くなるだけでも、座り心地が大きく変わるものですが、
身長が高くない私にも、こちらの椅子心地よく、
ダイニングで座ること愉しみ
キッチンやリビングから眺めるフォルムの美しさ毎日、心和ませられます
この椅子は、以前取り上げたことがありました。
私が【小椅子】を好んで選んだのは、
我が家を建築した時に、設計の先生と我が家
皆御縁があったことから、無理をお願いして
監修してくださった阿部勤先生の(坂倉準三建築研究所に在籍されていらっしゃいました)
埼玉の所沢のご自宅に伺った時
ご自宅でのお仕事に使われている椅子が、
坂倉準三先生の こちらにほぼ同じデザインの椅子、これは、阿部先生のご結婚祝いに坂倉準三先生が創られた作品とのことでした
フォルムの美しさ座りやすさ、加えて
このような経緯
自分には意味を感じて決めた椅子でした。
建築家の方の多くが、椅子を作品に遺していらっしゃいます。ニーズや、嗜好に合わせて、長年愛されている椅子をお住まいで使われることは
座ることの目的、インテリア性とを兼ねます。
生活の土台 日用品を収め位置を整えることを終えられた時
このような椅子を一脚ずつ選びながら住まいを、より心地よくしていくことは、好き好みもあることと思いますので、皆様にお勧めすることではありませんが、関心のある方は
長く楽しめる一つではないかと思います。
毎日使うものも、
心地よい自分の好きなものを選び取る
ということが、モノを愛で、長く大切に使う心を育むモノと思っています。
我が家は、
全員好きな椅子を選び、ダイニングセットという選び方をしませんでした。
また、これからの時間で、その考え方にも変化はあるかとしれませんが
椅子が統一されていないことで、
テーブルと椅子の座面間(差尺)が、少しずつ異なります。
天道木工さんでは、
日本人の食文化に合わせ、テーブルの高さを、あえてわずか低くされています。
我が家
天道木工様のお話、府に落ちたのですが、
テーブルを別なメーカー様で購入していたこともあり、天道木工さんのテーブルは、使わせていただけず残念に思っています。
家族皆身長も違いますから、全員に心地よくなるところを見出すパーフェクトは難しいのですが、
小さなこだわりが、家族の会話を長く持つことにもつながります
ぜひ、博物館に行くように、いろいろな椅子をご覧になり、座り心地、カタチなど自分の好きな椅子を見つけてみてくださいね。
今日も素敵なお休みをお過ごし下さい。
お読みくださり心より感謝いたしております。ありがとうございます
