今も、言われておりますが、『バリアフリー』
という言葉を頻繁に耳にする時期がありました。
昨今は、『人生100年時代』という表現を
耳にすることが多くなりました。
表現は異なっても、人生100年時代への備えは
住まいのバリアフリーを含め、
自分の持ち物、持ち方の見直し
年齢に合わせた、心地よい生き方
そのようなことを
考えていくという課題なのかもしれません。
ライフオーガナイザー®︎、インテリアコーディネーターの八木真里子と申します。
我が家は、家族で話し合い、
自分達の選択で
リビングとダイニングは、写真の通り
バリアフリーではなく
段差をつけました
段差が大きくないだけに、無意識に踏み外したことは、それぞれ数回経験しましたが、慣れから、なくなりました。
各部屋、その入り口に上がり下がりのある空間が我が家の特徴とも言える一つです。
バリアフリー時代に、先を考えないような発想をすることが良いか
考えました。
将来のために備える空間の前に、今なら楽しめることがある、その空間の実現に向かった我が家です。


その日の気分で腰を下ろし、
見下ろせたり、見上げたり

立ち作業している自分との視線が
ピタリと合う
話しやすい高さに揃えるような高さで愉しもう
段差をつけるとには、
いくつか、日々を愉しむこだわりがありました。
住まいを創る時、
これが正しいこと
これが普通ということ
は、何一つありません。
一から創る場合、
自分の今日までの住まい方
長年の理想の住まい方
を考え、理想には近づけたい
けれども、どのように、住まってきたかな
その習慣は、住まいの動線を整えれば
うまくいくよう、習慣すらも変化させられるかな
理想だけを追うのではなく、習慣に無理がない
自分達の暮らしやすい空間が、求めている空間にどこまで近づけられるか
が大切で
この逆になる
求めている空間に、自分達の暮らしを合わせる
ということをしてしまうと
リラックスするための空間でも、常に気を張った暮らし方になり、心地よさを感じない空間になってしまいます。
建築家の方は、素晴らしいご提案をしてくださいます。憧れの理想の家が見えてきます。
そこに、ひと呼吸置いて
この空間での動き方、ものの収め方などを
今のありのままの暮らしから、考えられるゆとりの時間を持てた時
理想の空間で、今の暮らしより
空間は素敵にはなるという考えに至ると思います
一方
暮らし方は、素敵にするのではなく、今の暮らしの中で、問題に感じていたことが、解消できる空間になっているか
ということに目を向けて、
暮らしやすい空間に、理想の形を創っていただく必要があります。
我が家も、皆さまと同じく
小さなことに、さまざまなこだわりをお願いしていました
気の合う建築士の先生との出逢いから
面白い提案を次々練り出してくださり
空間づくりはとても愉しく、長い時間かけることを許していただきながら進めていきました
そこで
この段差が、いずれ課題になるであろうことも想定しましたが
その時には、いくつかの方法も考えてはいます。
100年先を見て、土台をしっかり創ることは大切です。けれども、人生の時間は、平等に誰しもに100年与えられてもいないことも事実です。
少し、世の中の良いとされることから外れても
日々の暮らしを楽しむ
柔軟に、変化には、対応していける
しなやさかを持って生きていくことが
これからの100年時代
誰かに頼り切る
のではなく
自分で決めて貫いて生きいく
そのような気持ちで日々を重ね、
日々のいかなことにも心寄せて
暮らすことを楽しむ工夫ができると、
いいなと思います
バリアフリーでない空間への
考え方や、励行したことを一例にしましたが、
自分らしく生きることへの工夫
始めていきたいですよね。
暮らしを楽しむことは=家族の時間豊かにする
ことではないでしょうか
日々の満足度も高まることになる
と思っております。
住まいは
工夫次第です

今の空間をどのように活かすか
住まいやすいことか
そこに、どんな工夫が必要かを考える事が
自分の理想を確たるものにし、
将来の 改築、新築など
次のステップに臨む時に、
ブレない構想が出来上がっていると思います。
日々の忙しさを癒す住まい
ぜひ、暮らしやすい空間、ご一緒に工夫していきましょう
お読みくださり心より感謝いたしております。
ありがとうございます
