1.農協改革 大筋決着へ
選挙で逆らってから、こうなることは目に見えていた。安倍さんのキャラクターを知っていれば着地点は自ずから見えていたはず。でも、ニュースはグローバル。海外ではもっぱら、「日本人ってすごい。どんなにトップがおバカでもこれだけ平和で繁栄しているんだから」という評判らしい(笑)よっぽど日本のマスコミより正しく把握している。
2.景気上昇局面へ
こんな記事書くから、日経は御用新聞に成り下がったと言われる。最近は、読売や産経よりひどいと評判だ(笑)。車や携帯の出荷量が増えて、どれだけ景気が良くなったというのか。指数だけで街中の国民の実感とはマッチしない。価格は上昇する、社会負担は上がる、税金も上がる、でも賃金は上がらない・・・
3.時間ではなく成果に賃金
いよいよ「ホワイトカラーエグゼンプション」の導入が始まる。ブラック企業がホワイトへ変身する魔法だ(笑)。日本人の働く価値観を変えない限り、悪い方、悪い方へいく予感がする。政府や官僚の建前論と本音の乖離が激しすぎる。
4.介護保険サービス改定
本当の意味でこれが改定になるか。事業者の競争は激しくなっている。保険サービスの限界の中で、付加価値を探し、差別化に必死だ。こういった環境の中で、利用者の負担以上に、人件費だけをあげろ、と言われても・・・だろう。法人税を下げるから賃金をあげろ、の議論と同じ。何時から日本は経済統制が始まったのか。右傾化といい、どうも国もジョンイル化(?)が進んでいるようだ。
5.戦後70年談話
何をしたいのだろう。日本を孤立させたいのか。日本は貿易立国であり、周辺諸国とそれなりに仲良くやっていかなくてはいけない。確かに中国のやり方は正しくないこともある。しかし、中国はすでに経済大国であり、常任理事国としての外交力も持っている。無視できないプレゼンスが世界にある。日中の2国間の問題で済まない。悔しいが、外交力は中国の方が1枚も2枚も上手。その中で、日本だけが自分たちの意見を表明することのプラス面はどこにあるのか。もっと、議論すべきことである。
6.国際テロ激化 備え急務
世界のどれだけの国がテロの標的になっているというのか。アメリカに従属している数カ国ではないか。日本を取り戻すのではなかったのか。こんな属国状態で、どうしろと言うのだろうか。歴史に学べばテロにはかなわない。ベトナムに始まり、アフガン、イラン、シリアなどの中東を見ても、結局、テロが拡散していっているだけ。今のイスラム国も、アメリカの捕虜収容所での仕打ちが跳ね返ってきているもの。どう備えても、テロは防げない。
7.イスラム国壊滅へ指導力
軍人であるパイロット、民間軍事会社代表、ジャーナリストがテロの犠牲となった。すべて自己責任なのか。集団的自衛権は、海外の日本人を救うためらしい。彼らは、自己責任はないのか。シリアなどの戦地で起きていることを、正しく伝えてくれる、あるいは、我々が正しい知識を得るために命をかけてくれているのが、ジャーナリストたちである。彼らがいなければ、戦前の日本のように大本営の発表を信じるしかなくなり、真実を知ることはできなくなる。小学校の先生が、捕虜となった人が殺されるシーンを児童に見せたらしいが、勉強のためなら、シリアで起きていることを先に知らせるべきだ。戦争の悲惨さを学ばせるべきだ。日本人の情報リテラシーの低さが、議論のレベルの低さになっている。何が正しいか、どうか結論を出す前に、もっと考えるべき。
8.米流通再編 アマゾン震源
日本も購買者の動きがかわってきている。どこから購入するか、その理由や目的を正しく把握していないと淘汰されてしまう。店舗を構えることの意味や目的を考えて、伝えていかないと、ネット業者と同じ土俵で勝負することになる。
9.三井不 営業益15%増
都市部は好調のようだ。まあ、東京に行っても山手線の駅という駅ほとんどが工事中みたいなもの(笑)。当面、不動産バブルは続くだろう。東京オリンピックの2~3年前がピークになり、徐々に減少、オリンピック後に大きな谷が来るだろう。
10.高齢者虐待1万5900件
日本は病んでるね。これからどんどん増えていくというのに。仕組みの問題でなく、メンタルヘルスの対策が不十分。精神力や精神論で済まされてしまう。根性が足りないとか、がんばりが足りないとか。負の連鎖が起こってしまっている。
日本経済新聞より