『個を生かし、全体を見渡す将棋と経営』 (昭和39年6月)
1つの経営目的を果たすために
従業員一人ひとりの異なった特性を生かしつつ
全体の中の個々の集結せる全体
みごとに渾然一体となって
総力を発揮させる
これこそ経営の醍醐味ではあるまいか
一つのコマにとらわれず
一つの局面に目を奪われないで
時機をとらえた大局観
全体観から見た部分
部分と部分との連携に思いをいたし
個を超越した全体を見渡す
この大局観は
勝負の世界である将棋と同様に経営においても
実に重要なポイントである
※日本の経営者は欧米企業の経営者に比べて長期展望
にたっている、と一時言われたが、短期になっている場合も
多い。大局からみることは、重要であるが、訓練も必要で
ノウハウを習得すべきことがらである。