「集団の団結こそ企業繁栄の根本(社員の三つの顔)」 (昭和52年2月)
働く人は
仕事の顔(組織の一員)
要求の顔(労組の一員)
家庭の顔(市民の一員)
この三つの顔を持っている
プライドの持てる仕事を持ちたいという精神的要求を
賞与・昇進の物質的要求と同様
持ち続けているのが働く人のホンネである
物心共に満足し
生きがい
働き甲斐を感ずる企業にしてはじめて
燃え立つ集団となり
この強い団結力が偉力を発揮するのである
※団結力の弱い組織が増えている。何といっても「燃え立つ集団」に
なっていない。「さあ、やってやるぞ」という気概を感じられない。
何のために働くのかを見つけられていない社員が多い。わかっていて
当たり前というのは間違い。昔のように「働かないと食っていけない」
「家族を食べさせていかないと」「働かないと恥ずかしい」という理由は
年々薄れていっている。働かなくても親が面倒を見てくれる、他にも
就職できていない人はいる、一生懸命やらなくても、お金が無くても
困らない・・・動機付けが難しい時代になってきている。