「勝てる場の発見と勝てる条件づくり」 (昭和61年12月)
自転車しか通れない道を
自動車は走れない
小さな分野でも日本一になればよいのである
「雑魚は磯辺で遊べ」という
小さな企業は
小さいなりに生きる場所があるのだ
勝てる場はどこか
どんな市場でもよい
ナンバーワンで勝ち残れる場の発見である
勝てる条件を築いて
参入すべき市場を見つけることが重要
業界における自社のポジションを究明し
このままで生存できるのか
勝ち残れないとすれば
自社の原点に戻って考えること
それは固有技術なのか
管理技術なのか
あるいは社会技術なのか
※勝てる場も勝てる条件も、見つけられてない企業は多い。下請け、孫請け体質は、勝てない場に
取引上、引きずり出されているケースが多い。そこからいかに脱却するか。今現在、操業している
ということは、なんらかの強みを少なくとも持っているはず。そこを極められるか。そこを探し出せずに
消えていく企業も多いのだが。