「戦略のミスは戦術でカバーできない」
いくら立派な管理システムをつくろうと、
緻密な管理を行っても、
企業の業績をささえる商品や得意先、
技術、ノウハウが陳腐化していては業績はあがらない。
戦略のミスは戦術でカバーできないのである。
勝てる分野の発見と、
勝てる条件づくりが戦略の要諦である。
有能な経営者は転換期において「生き残る」という強い意志をもって、
将来を予見し、リスクを敢て冒す決断によって、
成長戦略を打ち立てる。
「ゆで蛙」状況を招かないことである。
(昭和63年12月)