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最近、春の兆しを感じる日々が多くなってきました桜


毎年この時期は、保育園の4月の懇親会でどんな挨拶をしようかな~と考えはじめます。


次の4月で3回目の懇親会ですが、はじめて挨拶をした時、それはそれは緊張しました!
36名クラスのうち、途中入園者はたしか娘を含めて4名でした。それがなおさら私の緊張をあおりました!


インクルーシブな環境における初のダウン症カミングアウトです。


カミングアウトについては、する/しない様々だと思いますが、私の場合ははじめからしないという選択肢はありませんでした。


というのは、上の子どもの幼稚園で、子どもに障害があることをカミングアウトしてくれたママにはいろいろと協力しやすかったからという逆の立場からの理由が一つ。
あとは、どう考えても手がかかる娘だとわかっていたので、どうしてもご挨拶しておきたいという気持ちがあったからです。


しかし、上の子どもの幼稚園では、カミングアウトをしないママもいらっしゃいました。
障害をカミングアウトすると、子どもではなく、障害を見られてしまうからという理由だったとあとから風の噂で聞きました。


誰にだってどんな時だって自由に考える権利がある。だからそれぞれでいいと思います。




話は戻り、はじめてカミングアウトした時は、

○娘にはダウン症があること、
○できないばかりではなく、できることもたくさんあること、
○人の5倍、6倍以上の努力が必要なこと、
○努力をしても苦手が多く、みんなの先生の手を借りてしまいがちになるのて、申し訳ありません

的なことを伝えたことを覚えています。


それまで他の方々の自己紹介やらで楽しくあたたまっていた場の空気が、私の挨拶で一気にシーーーンとなった感じがしましたアセアセ


これはもうみんなからすると、どういう顔をして聞いたらよいかわからないという気持ちだったと思うのです。一種の困惑をまねいてしまったのです。


空気をこわして申し訳なかったかなとか、自問自答しながら帰りました。


しかし、結果としてはきちんとご挨拶ができて本当に良かったと思っています。


まずはカミングアウトしたことで、弱い自分とサヨナラできた達成感ビックリマーク
あとはとにかくみなさんの優しさをたくさんいただいている事を感じられたからです。


娘は皆さんの理解のおかげで堂々とがんばることができています。


本当にみんなの存在があたたかくて、人間は一人では生きていけない事を、保育園のママたちパパたちに改めて教わった気がしますイエローハーツ


娘を生んで、障害をおわせてしまった事がわかった時に、心にあいた大きな大きな穴。
その穴は、こうやってたくさんの方々の優しさで埋められていっています。ただただ感謝しかないです。


2回目以降のご挨拶は、自分のありのままの感謝の気持ちを伝える場として。
あるべき姿を意識した言葉より、正直な気持ちを綴った言葉で伝えたいなと思います。



娘がうまれてから、感謝で胸があつくなる事を何回経験したんだろう。週一回!?いやいやもっともっと。なんなら毎日!!

逆にいうと、娘がうまれる前は、感謝することを何回すっとばしてきたんだろう。恥ずかしいな~。働きすぎて、心が動いていなかったかもしれません。


娘よ、心を取り戻してくれて、ありがとう。
おかげでママは痛みも喜びもバッチリの感度ですピンクハート






娘、三才のとき。