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そういえば先日の公文で、
今日は、我が家におけるきょうだい児フォローの対策について、今まで専門の先生に教わってきた事や、その教えを実践しての今現在の状況についてお伝えさせていただきます。
私が産後、娘にダウン症があるとわかった時、
すぐに2歳上の息子の顔が思い浮かびました。
将来、息子の縁談に不都合が起きたらどうしよう
↓
そんな人と結婚してもどうせうまくいかないし、良いご縁が絶対あるだろうから気にしなくていいや!
息子がいじめられたらどうしよう
↓
息子のためにも娘をきちんと育てよう!人がまぶしくなるくらいに明るい家族になれば、きっと大丈夫!!
と、息子の事を考えながら、なおさら娘をしっかり育てていこうという覚悟を徐々にかためてきたように思います。
実際に息子が成長してくると、
「どうして自分の妹だけ中々大きくならないのか?」
と自分の妹と他のお友達との違いに気づきはじめました。
それは息子が幼稚園に入った直後くらいからだったと思います。
「どうしてできないの❓」
「どうして❓」
娘の成長に関するストレートな質問がはじまりました。
こういったケースに備えて、当時から現在進行中で娘の療育指導をお願いしている個人教室の先生に、事前にきょうだい児へのカミングアウトについてアドバイスをいただいておりました。
先生は、アメリカで幼児教育や特別支援教育などを学ばれ、教育学の修士号をお持ちで、いわば教育プロフェッショナルの方です。療育先進国であるアメリカの大学での研究内容とその後の豊富な経験から毎回適切なアドバイスをくださいます。
うちの場合は、
■息子が年少~年中まで■
「みんな苦手な事ってあるよね。妹は頑張っているんだけど苦手な事が人よりたくさん有るんだよ。」と説明。
■息子が年長になって■
「リンゴは見た目はみんな同じ。みんなのリンゴの中には種が2つあるけど、妹のリンゴだけ種が3つあるみたい。病気ではないけど、みんなとちょっと違うしくみの身体なんたよ。
それが苦手な事が多い原因みたい。でも逆に3つの種のおかげで他の人よりも得意な事もあるみたいだから、ママたちはそれを探してる途中だよ。」と少し掘り下げて説明。
■息子が小学生になって■
「妹の身体の仕組みはダウン症と呼ばれているよ。ダウン症にはいろいろな子がいてみんな様々。でも必ず大人になれるし、幸せになれる。ママたちが幸せ作りをたくさんするからどんな大人になるか楽しみにしていて。
それにあんなにかわいいんだから、自慢の妹だね。ママにも自慢の娘だよ!」とカミングアウト。
カミングアウトはしたほうがよいと聞いていたので、自然の流れで徐々に伝える事ができました。
(あくまでもカミングアウトのタイミング、内容は我が家のケースにおいてです。)
何より本人が納得し、前より妹との信頼関係が深まったように思います。
上手くできたみたいで、良かったです。
次にきょうだい児が娘を嫌ったりしないかどうかについて不安になりました。その時は、
「家庭内で親が障害のある子供を受け入れず、存在を否定したり差別したりする家では兄弟児も同じように差別をします。
しかし、親が障害のある子供を受け入れ、愛し、普通の人間として接している家は問題ありません。
両方のケースのご家族をたくさん見てきました。」
と、先生が教えてくださいました。
こういう時、どうしたらいいのか全くわからないので、教科書通りではなく、我が家のケースに対する的確なアドバイスをしてくださる先生がいらっしゃるって本当に本当に恵まれていると思います。
こちらのお教室についてのお話はまた後日させてください。
その時教室にいた小学生の男子が娘の発音がおかしくて声に出して笑ったのです。
すると「僕の妹が一生懸命やってるのに笑うって失礼だろ」と言ったのは我が息子
ありがとう。
ママは君から勇気と安心をもらいました。
どんな事だって、結局「闇」には「光」が勝つのです。
母として、光を目指そう。
どんな闇をも跳ね返して包みこんでしまう光いっぱいの家族をつくろう。
キラキラしていたら大丈夫だろうと、改めて考えました。