・「ルポ路上生活」國友公司 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

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多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

 

2ヶ月間、ホームレスとして路上生活を送った

体験記です。

 

まさに究極のノンフィクションです。

 

ホームレスたちの視点からすると、生活保護を

受けるのはホームレスの「成れの果て」らしい

のです。

 

つまりホームレスは生活保護者に対して、「あ

あはなりたくない」と思っているそうです。」

 

生活保護を受給するためには家を借りなければ

ならない。それには当然家賃が必要ではあるが、

住環境はフロトイレ無しなので、ホームレスと

変わらないそうだ。

 

また生活保護は貧困ビジネスの餌食になる恐れ

もあり、かたくなに生活保護を拒むホームレス

もいるそうです。

 

ある著名人が「ホームレスなんて支援するな」

と言って炎上したことがニュースになりました

が、確かに色々な手厚い保護があり、ホームレ

スが飢えることはないようです。

 

むしろ食べきれないくらいの食料配給もありま

す。

 

それを「やりすぎ」「甘やかしている」とみる

か、本当に必要としている人に届けるには、そ

のくらいしないといけない、とみるかは意見が

分かれるところです。

 

ただ読んでいて感じたことは「ホームレス」に

陥ったのではなく、その生活を自ら選んでいる

人が一定数いることです。

 

その時には「幸福って何?」と考えさせられる

一冊となります。

 

 

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