テレビドラマにもなり、作品もシリーズ化されて
いる大ヒット作品です。
「公正取引委員会」を主役にした本はなかったの
ですね。
そういえば脱税などの「マルサ」や国税の税務調
査官などはドラマや映画になっていますが、「公
取」は抜け落ちていたかもしれない盲点でした。
その理由は案件の内容が地味だったからでしょう
か。
案件の内容を一言で表すと、大の大人がコソコソ
と裏で取引を行う典型的な村社会であり、ことが
露見されてもそれは「談合」で片付けられてしま
うからと思います。
しかしこの作品で新しいところは、その談合が刑
事事件と繋がっている点です。
そこに主人公の恋愛模様も相まって、ドラマに相
応しい内容に仕上がっています。
池井戸潤作品のように長くシリーズ化されていく
のか、と思わせる一冊です。
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