少し変わった題名ですが、途中でその意味が
明らかになります。
自分を殺して、誰かに何かに献身的にその身
を捧げる人生を良し、とする人は一定数いる
と思います。
そんな人たちが織りなす物語には、思わず
「自分探し」ってなんだろう。と考えてしま
います。
「無人島に行って命の大切さに気がついた」
と言った人に対して、それは「命の大切さに
気がついた人になりたくて、無人島に行った
だけなのでは?順序が逆では?」というくだ
りがあります。
この鋭い指摘にたじろぐ人はいると思います。
若者目線で描かれるこの本は、若者の声なき
声を代弁するのと同時に、何かの指標を示し
てくれる一冊です。
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