古い建物を解体しようとする時に現れる少女。
でも誰もその正体が分からない。単なる幻の
ような存在です。
その少女はいつも夏の格好をしています。そ
の理由は日本が元気で真夏のような時期であ
った高度成長期を象徴しているのでは?と
見た人は言います。
スキマワラシと名付けられたその少女の正体
は何なのか。
いわゆるファンタジー小説ではあるものの、
古い建物が持つ歴史的パワーというか、重厚
さが丁寧に描かれており、その部分だけでも
興味の対象が広がります。
「これから街で古い建物を見つけたら注意し
て見てみよう」と思うようになります。
人生の幅を広げてくれる一冊です。
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