・「刺し身とジンギスカン」魚柄仁之助 著 | 有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

有井努(ありいつとむ)の乱読ブログ

多読はするもののインプットと比較してアウトプットが極端に少ない。
そこでブログを利用することにしました。
ノンフィクションが好きなジャンルです。齋藤孝氏もよく読みます。
さらっと内容に触れただけの読書日記ですが、読んでいただければ幸いです。

 

 

副題に「捏造と熱望の日本食」とあります。

熱望は刺し身の方です。

 

流通が豊かではない時代に新鮮な魚を食べる

ことができたのは、海沿いに住むほんの一部

の人だけだったはず。

 

それが日本食として誰もがその存在を疑わな

い刺し身は、日本人がその料理を「熱望」し

たからです。

 

何とかして海沿いの人たちと同じ料理を食べ

ることができないか。それを求め続けた故の

食べ物が刺し身です。

 

一方でジンギスカンは作られた料理と言われ

ます。

 

日露戦争で防寒に必要な羊毛=ウールは何と

しても日本で自前で作る必要に迫られました。

そこで牧羊が国主導で奨励され、ついでに

羊肉も食されるようになりました。

 

あの「チンギスハ-ンが遠征中にヘルメットを

使って焼いたから、鉄板はこんな形をしてい

る」という伝説と共に・・・・。

 

 

クリックお願いします。


本・書籍ランキング